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仙台で子育てをしてきて体験したこと(産後、赤ちゃんのお世話をする以外の、さまざまな行動が困難になったこと)

いのまた由美が『仙台で子育てをしてきて体験したこと』シリーズです

「子育て」について、いつどんなことがあって、どう感じて、どうしたいかを、ここに書き出していきたいと思います。

第1子の出産前後は、安心して寝ていられる、めぐまれた環境でした。
(いのまた由美が仙台での妊娠、出産、産褥期を思い出して書いたこと
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記憶から薄れていく、0歳児ママの頃の焦燥感

産後1ヵ月、2ヵ月、3ヶ月頃の私は、
どう過ごしていたのか、
どんなことを考えていたのか、
なかなか思い出すことができなかったので、
自分が書いたものをあちこちさがして、読み直してみました。

すると、子育て支援活動や
ママ議員をめざすにあたって強い原動力になっている経験、
あの感覚、焦燥感、終わりの見えないストレスを、
あらためて思い出すことができました。
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親になってはじめて赤ちゃんと触れ合い、母親は孤立してしまいます。地域の力を取り戻し、いかしていきましょう

私には復帰する仕事がありませんでした

産後、私には復帰する仕事はなかったので、
時間はいっぱいありました。
「産後には時間ができるから、看護学校に入るための勉強をしたいな」と、出産前は考えていました。その頃大学の看護学部に合格・入学した同年代の友人から、受験勉強のための書籍も段ボール箱いっぱいに譲ってもらいました。

でも、産後、勉強をする時間を作ることはまったくできませんでした。

(余談ですが、その後、仕事に就いて子どもを保育園で預かってもらうことができた後に、子どもが3歳と1歳の頃です、 看護学校に入学して2年間学び、准看護師の資格を取得できました)

これから書く感覚、焦燥感は、
子どもが0歳で育休復帰するバリバリ働くママさん達とは、
ひとあじ違った内容になります。
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「ちゃんとお世話をしなきゃ」と一人でぴりぴりしていました

勉強をするどころか、赤ちゃんと離れて、
わずかな日常生活の動作をすることも、困難になりました。
寝かしつけや授乳の最中はもちろん、
いつもそばで寝かせていて離れると泣くので
室内でも移動しづらいのです。

例えば、
トイレに行けない、
ストーブの運転延長ボタンを押せない、
ストーブの上のやかんに水を足しにいけない、
玄関チャイムが鳴っても出られない、
電話もできない……。

私は、初めての子で「ちゃんとお世話をしなきゃ」と思い過ぎていて、赤ちゃんを、満足させ安眠させることにやっきになっていて、ぴりぴりしていたように思います。

いつも赤ちゃんの様子をみて
乳は足りているか、触ったり話しかけたりの刺激は足りているか、
おむつ、衣類、室内の温度湿度など調整が必要か、
成長や発達はしているか、観察していました。
気になったことをスマホや本で調べていました。

産後3週間(生後3週間)頃の、ボロボロな姿のいのまた由美と娘です。
産後3ヶ月 生後3ヶ月 秋保・里センターにて吊るし雛 雛飾りを見ました
産後2ヶ月 生後2ヶ月 初節句に、秋保・里センターに吊るし雛 雛飾りを見に行きました

産後うつ病は、出産後1~2週間から数ヵ月で発症します。ホルモンバランスやストレスなどの原因で産後3ヵ月以内に10~15%の女性が罹患するといわれています。女性のライフサイクルの中で、産後は精神障害の発症率がもっとも高い時期です。軽度であることが多いのですが、重症化した場合、子どもへの虐待や自殺などのリスクにつながることもあります。予防と早期発見・対応が重要です。
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産後2ヵ月(生後2ヵ月)の頃のリアルな気持ち

いのまたゆみ個人のFacebookに書いていた日記より

毎日、赤ちゃんとべったり一緒にいて、一つずつ「できる」ようになることが嬉しいのだけど、「赤ちゃんができるようになる」ことよりも、「わたしができるようになる」ことのほうが実は嬉しいのだ。出産して身体が大変なことになった。緊急事態があったわけでもなくごくふつうの出産なんだけど、ずいぶん大変なことだった。一ヶ月寝ていた。その一ヶ月が過ぎたあと、わたしは赤ちゃんを抱えた何も出来ない人になったように思えた。

赤ちゃんはわたしと離れたら泣いてしまうのに、いったいどうやってトイレに行ったり一人でごはんを食べることができるのか、わからなかった。布団から出ることができるようになり、部屋から出ることができるようになり、着替えることができるようになり、風呂に入ることができるようになり、ごはんのしたくや洗濯をできるようになった。赤ちゃんと二人で外を歩けるようになり、郵便局に行けるようになり、スーパーに行けるようになり、DVDを借りたり返したりできるようになった。赤ちゃんを家族に預けて一時間外出できるようにもなった。これらは全て、赤ちゃんの成長ではなくて、出産で何も出来なくなってしまったわたし自身が一つずつ自分の生活を回復していくことなのだ。

赤ちゃんの成長より自分の成長を喜ぶのは、自分勝手のようで気がひけるけど、わたしはなるべく自分勝手でいれるようにしたいなと思う。

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産後3ヶ月(生後3ヶ月)の頃のリアルな気持ち

こちらも、いのまたの日記より

わたしは赤ちゃんにじゅうぶんな乳と安心感と刺激を与えつつ、自分の好きなことをやりたい。隙間時間をつくるのがへたくそだけど、いろんなことをやりくりできるようになりたい
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仙台で、妊娠期から出産・子育てまで切れ目のない支援の充実を(いのまた由美 政策)

外出はなかなか難しいこの時期に
家の人以外と接するタイミングである
産科の産後2週間健診、小児科の1ヵ月健診、
仙台市の保健師の家庭訪問は貴重な機会です。

それらの機会をじゅうぶんに使って、「孤独な子育て」を防ぐための情報提供を工夫してきます。専門家による「産後うつ」の早期発見を求めるとともに、地域には助けてくれる人がいるということをお知らせします。さまざまな子育て支援情報に繋がりやすくするため、スマホで見やすく行政や地域の子育て支援の情報提供していきます。

生後4ヵ月まで利用できるショートステイやデイケアなどの『産後ケア事業』を、充実させるとともに、もっと利用しやすくします。
▼仙台市の「産後ケア事業」

1ヵ月頃から、区役所に集まる3~4ヵ月健診まで、すこし間が空きます。

アウトリーチ型の支援は、
・保健師の家庭訪問
・育児ヘルプサービス
生後2ヵ月から利用できる「預かり」は、
・すくすくサポート
があります。

外出はなかなか難しいこの時期であり、支援な必要な方はなおさら外出しづらいため、アウトリーチ型支援を増やすことと、リフレッシュの機会を作る支援を、すすめていきます。

1.産後のママに、リフレッシュをしてもらいたい。自分を取り戻す時間を作れるように支援をします。

2.産前産後の情報収集は、必死な現役ママにはかなわない。現役ママに子育て情報発信の担い手になってもらい、必死で収集した情報を次のママに発信できる仕組みを作ります。

3.専門家ではない地域住民によるアウトリーチ型支援の「ホームスタート」を拡充します。


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