
2020年12月11日の一般質問です(その2)
仙台市議会2020年の第4回定例会の、いのまた由美の一般質問の、その2のメモを掲載します。
1. 仙台市戦災復興記念館と平和の大切さを語り継ぐ取組
2. コロナ禍を生き延びていくために、弱い立場にある人たちを支える取組
・年末年始に生活困窮に陥っている人への対応
・急増している自死、ジェンダー視点での自死対策
・増加しているDV相談に対する取り組み
・DV対応民間団体の動向把握と連携や補助
・若年女性が社会的資源に繋がるための支援
・思いがけない妊娠相談、民間団体との連携
・コロナ禍における障害児の保護者の負担増への対応
・未就学児親子の自主的な集まりのための支援
・ひとり親家庭の現状の受け止め
・生活保護申請世帯が増えていないことへの認識
・要支援子育て家庭と繋がるためのアウトリーチ
3. 周産期医療の拠点としての仙台赤十字病院
録画映像は、12月16日以降にアップされると思います。
コロナ禍を生き延びていくために、弱い立場にある人たちを支える取組
質問:年末年始の相談体制の確保や必要な配慮

(いのまた由美)
災害ともいえるコロナ禍を生き延びていくために、弱い立場にある人たちを支える取組について伺います。コロナ禍においては、もともとあった社会的に不利な立場による格差や問題が顕在化しています。
まず、年末年始にかけても、雇止めなどにより生活困窮に陥り居所を失う方がいるのではないかというおそれがあります。仙台市内では、一般社団法人パーソナルサポートセンターが相談窓口を開設するとしています。厚労省は年末年始の相談体制の確保や必要な配慮を自治体にお願いする事務連絡を発出しました。本市でもしっかりとした対応を求めますが、どのようなご準備をされていますか、伺います。

(答弁 健康福祉局長)
年末年始の生活困窮者対応についてでございます。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自立相談支援機関等と連携の上、年末年始においても生活困窮者への相談支援が途切れることのないよう厚生労働省より通知があり、本市におきましては、仙台市生活自立・仕事相談センター「わんすてっぷ」の窓口を年末年始も開設し、支援体制を確保することとしております。
また、居所を失った方につきましては、路上生活者等の自立支援を行う「清流ホーム」への緊急入所のほか、民間アパートを活用したシェルターや、民間の支援団体が運営する無料低額宿泊所を案内することなどにより、適切に対応してまいります。
参考情報
2020年11月24日厚労省 社会・援護局保護課 事務連絡
https://www.mhlw.go.jp/content/000697946.pdf
2020年12月11日厚労省 「生活にお困りの方への主な支援について(年末年始の対応など)」
厚労省は2020年12月11日に、「生活にお困りの方への主な支援について(年末年始の対応など)」として、各種支援の延長等をまとめて公開しました。
○緊急小口資金等の特例貸付
申請受付期限について、令和2年12月末から令和3年3月末まで延長。
○住居確保給付金
新型コロナウイルス感染症対応の特例として、最長9ヶ月の支給期間を最長12ヶ月に延長。
(※)資産要件、求職活動要件について、一定の見直しを行う
⇒ 例えば、支給対象を拡大した令和2年4月から受給開始された方は、最長で令和3年3月まで受給が可能。
○低所得のひとり親世帯への臨時特別給付金
年末年始に向け、給付金の支給対象者に対して、再度、同様の基本給付の支給を実施。
○雇用調整助成金、新型コロナウイルス感染症対応休業支援金
特例措置の期限について、令和2年12月末から令和3年2月末まで延長。
生活にお困りの方への主な支援について(年末年始の対応など)
【支援の現場における年末年始対応】
新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響もあり、年末年始において、生活に困窮した方への迅速な対応が例年以上に必要となることが考えられる。
⇒ 自治体において、年末年始の臨時窓口の開所、一時的な宿泊場所の確保など、地域の実情に応じた対応を関係機関と連携しながら実施。

いのまた由美の思い
「安心して過ごせる家がない」という問題に関心を持ち続けています。屋根があるところで寝て、休養して、清潔を保ち、食べるものがあるかどうか。尊厳を削られたり暴力や虐待を受けたりすることなしに、それらを確保することができるかどうか。「安心して過ごせる家がない」…その背景はいろいろあります。
例年、年末年始は貧困支援の現場は相談が増えて忙しくなる上に、今年はコロナ禍です。
私にできることは何だろう…、
夜回り、支援情報の発信、支援団体への寄付……
いろいろ考えていましたが、
一番は、議会で公的支援の充実を求めること、
そして公的窓口が機関がしっかり対応しているかチェックをすること。
これが私の大事な仕事なので、続けていきたいです。
長期的には、格差や貧困を解消していく方向の国政への転換を目指さなくてはいけません。
そこを大前提として、
市民社会セクターの取組等を応援して、協力していきたいので、以下に紹介します。
仙台市からの情報
仙台市総合コールセンター「杜の都おしえてコール」022-398-4894

よくある質問と回答(FAQ)もご活用ください。
受付時間平日:午前8時から午後8時まで
土曜日・日曜日・祝日および年末年始(12月29日~1月3日)は午後5時まで(年中無休)
電話番号 022-398-4894
ファクス022-398-5070 ファクス送信票対応
言語:日本語のほか、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ネパール語
メールお問い合わせフォーム
仙台市 生活保護その他のページ
何か情報が発信される場合はこちらに載るのではないかと思いますので、私も定期的にチェックします。


仙台市生活自立・仕事相談センター「わんすてっぷ」
頼りになりますので、頼りにしてください。
市民社会セクターからの報告





仙台・宮城の市民社会セクターの情報
🔽「NPO法人ホームレス支援全国ネットワーク」のホームページに、全国の会員団体とリンクがあります。宮城県の5団体が掲載されています。
🔽仙台の路上生活者の支援のために、いま求められている協力の内容が随時掲載されています。
🔽電話相談のお知らせなども随時掲載されています。

🔽仙台の女性用ケアハウス(シェルター)「LETS仙台」
タイムリーな情報発信は掲載されていませんが、こちらのホームページなどを見て相談が寄せられていることを聞いており、活動継続のための寄附が求められています。