会派:社民フォーラム市議団として、エッセンシャルワーカーの定期的検査や利用者の検査を求めてきたところですが、今回仙台市でも、高齢者施設等の職員に定期的な検査をすることになりました。
また、陽性者や濃厚接触者のまわりの積極的疫学調査を保健所が実施していますが、状況にあわせて濃厚接触者より広い範囲で検査をされているものの、より広範囲に一斉に検査をすることによって、感染の広がりや、不安や自費検査を抑えることができるので、より広い範囲の検査をするべきと考えています。今回の質疑ではそこまで言っていませんが、会派の4月2日の市長への申し入れの中で求めています。

2021年第2回臨時会について
2021年4月15日から4月16日の2日間の日程で、第2回臨時会が開かれました。提案された議案は、新型コロナウイルス感染症に係るまん延防止等重点措置に基づく営業時間短縮の要請に協力した市内全域の飲食店に対する協力金(153億29百万円)や、生活が困窮している低所得の子育て世帯を支援するための給付金の支給に要する経費(11億38百万円)等の補正予算が2件、その他案件が1件の合計3件でした。議案説明は、仙台市のホームページをごらんください。全件可決、承認いたしました。

4月15日に、いのまた由美は会派:社民フォーラム市議団を代表して、質疑に立ちました。
〇新型コロナウイルス感染症対策事業費
・高齢者施設等の職員を対象とした定期検査
・高齢者へのワクチン接種
・変異株の検査体制
〇飲食店従業員を対象とした定期的なPCR検査
〇子育て世帯生活支援特別給付金
・困窮している子育て世帯への支援策
・生理の貧困
※正確な会議録や、録画配信のURL
いのまた由美作成のメモより質疑の要旨を掲載します。当日の発語と差異があります。数か月後に公開される「会議録」が正確な文言です。正確な会議録はこちらから検索できます。
録画中継も視聴できます。
「いのまた由美/令和3年第2回臨時会/4月15日/本会議」をご覧ください。
質疑の要旨:高齢者施設等の職員を対象とした定期検査
高齢者施設等の職員の定期検査の目的

今回、本市で「高齢者施設等に集中的検査」を実施することを評価いたしますが、目的や期待する効果を伺います。
入所施設の職員に限っておこなう理由、抗原定量検査とした理由

私たち会派では、介護・福祉施設などのエッセンシャルワーカーや入所者の検査を徹底するように求めてまいりました。入所施設のみならず、訪問介護や通所施設、保育や教育現場でも、定期的な検査を受けられるよう引き続き求めます。今回の検査を、入所施設の職員に限っておこなう理由、およびPCR検査ではなく抗原定量検査とした理由を伺います。
施設での検査の流れや取り扱いの説明

この事業へ施設に協力していただくため丁寧なお知らせが必要ですが、本市の取組を伺います。検査の流れと、陽性判定が出た場合のその後の対応について伺います。
仙台市の公表資料より
高齢者施設等の職員を対象とした定期検査の実施 (4月12日 市長記者会見 発表資料「まん延防止等重点措置を踏まえた取組の一環としての検査の拡充」より)

(4月12日 仙台市「発表資料」より)
感染による重症化のおそれが高い高齢者や障害者の入所する施設に勤務する職員を対象として、定期的な検査を実施することにより、陽性者を速やかに療養につなげ、施設内での感染拡大の防止を図ります。
1.対象施設および対象人数
ア 市内の高齢者施設
464施設 職員 約12,000人特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、介護老人保健施設、認知症グループホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、短期入所生活介護事業所(ショートステイ)
イ 市内の障害者支援施設(入所型)
16施設 職員 約500人2.検査の方法
施設からの申し込みに応じて、民間検査機関が検査キットを配布し、各施設で検体(だ液)を採取します。採取した検体は民間検査機関が回収し、抗原定量検査(※)を実施します。検査料は無料です。
※新型コロナウイルスの構成成分であるタンパク質(ウイルス抗原の量)を比較的短い時間(30分程度)で定量的に測定することができる検査法。無症状者に対するだ液検査にも使用可能で、空港検疫等で活用されている
3.実施時期等
4月から6月までの間、各施設に対して1週間に1回程度の頻度で検査キットを配布し、検査を実施する予定です。
担当課 健康福祉局介護事業支援課
決定した事業「高齢者及び障害者施設等従事者の新型コロナウイルス感染症に係る検査について」

(2021年4月16日更新の仙台市ホームページより転載)
新型コロナウイルス感染拡大防止のため検査体制の強化策として高齢者及び障害者施設従事者を対象に定期的な検査を実施いたします。それに伴い,今般,対象施設等へ実施通知を発出いたしました。検査の実施を希望される場合は通知及び下記事項をご確認の上,令和3年4月23日まで申し込みいただくようお願いいたします。
検査対象施設
仙台市内に所在する以下の施設等
高齢者施設等
介護老人保健施設
介護老人福祉施設(併設短期入所生活介護事業所を含む)
認知症対応型共同生活介護
養護老人ホーム
ケアハウス
有料老人ホーム
短期入所生活介護事業所障害者施設
障害者支援施設
検査対象者
入居(利用)者と直接接する職員及び施設管理者が必要と判断した者
※職種及び勤務形態や施設運営法人との雇用関係の有無は問いません。
※本検査は無症状の方が対象となります。検体採取日において,発熱・せき・けん怠感等少しでも症状のある方は対象になりません。
※施設入所者・利用者は対象となりません。検査方法及び費用について
検査方法
唾液による抗原定量検査(仙台市が委託した検査実施事業者により実施します。)
費用
無料
検査実施期間及び回数(予定)
令和3年4月中旬から同年6月までの間,各施設等で週1回程度。
検査実施手順※令和3年4月16日時点
- 本市に検査申込み(本照会)
- 検査実施事業者より検査キット配送(検体回収日も併せて通知)
- 検査実施事業者より検査依頼書様式(以下,「依頼書」という)を申込時登録メールアドレス宛に送付
- 各施設等において,依頼書を作成し,検体回収日前日までに検査実施事業者に提出
- 回収日の前日から回収日当日の午前にかけて各施設において検体採取実施
- 検体回収箱に依頼書を同梱したうえで,検体回収箱を梱包
- 検査実施事業者により,検体回収(検体回収日の12時から17時頃までの間)
- 検査実施事業者により,検査実施
- 検査実施事業者より検査結果を郵送(概ね,検体回収日より5日後に各施設に到着予定)※なお,陽性が判明した場合は,本市から速やかに電話にてご連絡いたします。
※検体採取の手順については,検査キット同封の説明資料をご確認ください。
陽性が発生した場合の対応
検査結果が陽性となった場合は,医師の診断が必要となりますので,嘱託医,協力医療機関及びかかりつけ医等に相談のうえ受診していただくようになります。実際に陽性が判明した場合は,具体的な対応方法について改めてお知らせします。
第1回申込み
第1回申込期間 4月13日(火曜日)から23日(金まで)
※締め切り直前は申し込みが集中することが予想され,検査実施までに時間を要する場合がありますので,お早めにお申し込みください。
※申込状況によって延長することがあります。
その他
本件に係るよくあるご質問については,下記Q&Aをご参照ください。
よくあるご質問Q&A(4月16日時点)(PDF:129KB)
申込方法
申込先
検査へのお申込みは,下記のみやぎ電子申請サービスへのリンクより行ってください。
みやぎ電子申請サービス「高齢者及び障害者施設等従事者の新型コロナウイルス感染症に係る検査の実施について」(外部サイトへリンク)
※通知到着直後等,回線が混み合う時間帯にはつながりにくい場合があります。時間をおいてお試しいただくようお願いいたします。
※回答が完了すると,回答メールメールアドレス宛に到達通知メールが届きます。
※回答に当たって,別途登録等は必要ありません。
※送付した実施通知の宛名下部に記載されている報告番号については本申込み以降も使用する予定ですので,後日確認できるよう保管をお願いいたします。
問い合わせ先
介護事業支援課施設指導係(高齢者施設等)
障害者支援課指導係(障害者施設)