日米合同訓練(日米共同訓練レゾリュート・ドラゴン21)

2021年12月2日から12月17日までの16日間の日程で、仙台市議会第4回定例会(12月議会)が開会中です。

12月9日の代表質疑に登壇しました。初当選して3年目、代表質疑に初めて立たせていただきました。皆様のおかげ様で活動させていただいていますので、市民生活の向上のために少しでも前進できる質疑をしていきたいです。質疑と答弁要旨をいくつかの投稿に分割してここに掲載します。

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2021-12-9 いのまた由美質疑: 日米合同訓練

※当日の発語と差異がありますのでご了承ください。数か月後に公開される「会議録」が正確な文言です。「一括質問」の形式ですが、ここではトピックごとに質問と答弁が対応するように入れ替えをして掲載しています。

いのまた由美
いのまた由美

日米合同訓練について伺います。

王城寺原(おうじょうじはら)演習場、霞目駐屯地などで日米合同訓練が12月4日からおこなわれています。米軍のオスプレイ10機程度のほか、米軍と陸上自衛隊の攻撃用ヘリコプターなど軍用機が参加し、国内において海兵隊と実施する最大規模の訓練とされています。


オスプレイの危険性については、沖縄をはじめ多くの市民が繰り返し警告し懸念してきました。2016年12月、沖縄県名護市で墜落事故が発生し、それ以降も住民の生命を脅かし続け、11月23日には米軍普天間飛行場所属のオスプレイから金属性の水筒が、沖縄県宜野湾市野嵩(のだか)の住宅地に落下し、住宅周辺にはプラスチック片が散乱する事故が発生するなど、落下事故も後を絶ちません。県内においても昨年2月に続き本年9月に米軍のオスプレイが機体トラブルのため、仙台空港に緊急着陸しており、住民の不安は大変大きいです。


王城寺原演習場では、7月に在沖縄米群海兵隊による実弾射撃訓練が行われたばかりです。住民から強い要望がある祝日、夜間訓練の中止は、住民の声を無視して実施されており、地元近隣自治体住民に与える負担は大変大きなものがあります。日米共同訓練は住民の安全を脅かし生活の犠牲を強いるものと考えます。過去には要望にもかかわらず学校上空を飛行するなど住民や子どもたちの安全を脅かしています。


以下の4点を質問いたします。

日米共同訓練 仙台市への情報提供について

いのまた由美
いのまた由美

仙台市は、市民の安全と暮らしを守る立場から、オスプレイをはじめとした訓練の飛行ルート、飛行時間など、情報を把握すべきですが、情報提供は受けているのか伺います。

日米共同訓練 安全対策の要望について

いのまた由美
いのまた由美

1999年の日米合同委員会合意文書では、地元住民に与える影響を最小限にする取り決めが交わされおり、日米地位協定では航空法を含めた日本の国内法を尊重することも義務と規定されています。人口密集地や公共の安全に係る学校や病院などの建造物に妥当な考慮を払うことや、住宅地の低空飛行をさせないことなど、住民に与える影響と安全への対策を本市からも求めるべきです。伺います。

日米共同訓練 住民への周知について

いのまた由美
いのまた由美

陸上自衛隊王城寺原演習場での実弾訓練等の市民周知はこれまで、泉区や若林区のホームページで掲載されてきました。これまでも演習に対する市民の不安の声が市に寄せられていることも勘案すれば、本市全体として対応すべきです。市民全体への情報提供に加え、学校等の施設へも通知されるべきと考えます。飛行ルートや飛行時間不明の状態でもあるので、仙台市としての対応が見えないと、不安が募ると考えます。市民への周知方法と実施状況、これらに対するご所見を伺います。

米兵市内滞在の新型コロナウイルス感染症対策について

いのまた由美
いのまた由美

今回の訓練には米軍と自衛隊合わせて約4000人が参加し、そのうち霞目駐屯地・仙台市内に滞在する米軍関係者は約200人と聞いています。宿泊や移動など、仙台市内にて一般市民と接触する行動や外出がある際には、新型コロナウイルス感染症対策上、行動把握が必要です。どのような取り決めをしており、どのように行動を把握できるのか、伺います。

一括答弁

仙台市当局
仙台市当局

この度の訓練に際しましては、過去最大規模の実動訓練であること、また、コロナ禍での実施であることを踏まえまして、市民の皆様の不安を払拭し、市民生活の安全を確保するため、訓練開始に先立ち、本市から東北防衛局に対し要請を行っております。
本要請では、オスプレイの飛行ルートなど訓練計画について事前に情報提供を行うこと、進入・出発経路は人口密集地域上空を避けるなど、日米合同委員会合意文書を遵守するよう米国側に申し入れること、また、米兵の生活管理を徹底すること等を国に求めております。
東北防衛局からは、訓練参加者は全員が2回のワクチン接種を終えており、健康観察も随時行っているとの事前説明がございましたが、この要請におきましては、さらなる感染対策や健康観察の徹底と、可能な限り市民との接触を避けるよう米国側に申し入れることについても求めたところでございます。
東北防衛局からは、日々の訓練内容やオスプレイの離発着等の情報を得ておりまして、本市及び各区のホームページにおいて現在提供しているところでございますが、今後とも、市民の皆様の安全・安心の確保に向け、国や宮城県とも連携を図りながら、適切に対応してまいりたいと存じます。

資料

2021-11-29 仙台市>くらしの安全・安心>危機管理・注意喚起> 陸上自衛隊と米海兵隊との実働訓練(レゾリュート・ドラゴン21)の実施について

陸上自衛隊と米海兵隊との実働訓練(レゾリュート・ドラゴン21)の実施について

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宮城県 日米共同訓練に係るお知らせ

「陸上自衛隊と米海兵隊との日米共同訓練において、本県の大和町、大衡村、色麻町の3町村にまたがる王城寺原演習場が使用されますので、お知らせいたします。」(企画総務課企画調整第一班)

日米共同訓練について

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