手話カフェ・架け橋 きこえなかった3.11

2022年2月19日

今村彩子監督のドキュメンタリー『架け橋 きこえなかった3.11』の自主上映会が仙台YWCAでありました。今村監督とは「吉岡宿にしぴりかの映画祭」で作品を上映してきたので、映画祭実行委員としてご縁がありました。そこで、障害のある人などへの「情報保障」について考え、行動するきっかけをいただきました。

架け橋 きこえなかった3.11』は2013年の作品です。

作品ホームページより

「こんにちは。映画監督の今村彩子です。私は耳が聞こえない難聴です。東日本大震災では、津波警報が聞こえず亡くなった耳の聞こえない人もいました。聞こえる人と聞こえない人の日常における交流がもっとあれば、助かったかもしれません。
聞こえる人には「ろう・難聴者」の存在を知っていただけたらと思います。ろう・難聴者は、津波警報や避難所での放送など情報を得ることができれば、高齢者を助けたり、物資を配ったりするなど支援活動にあたることもできます。聞こえる人ができなくて、聞こえない人ができることは何か、自分ができることは何かを考えていきたいと思います。
そして、東日本大震災で亡くなった方々へのご冥福を祈るとともに、聞こえる人、聞こえない人たちがお互いに歩み寄り、共に生きることができる社会にしていきたいと思っています」

「大震災の11日後、取材で宮城を訪れました。カメラを向ける行為は人々を傷つけます。大切な家族や家を津波で失った中、カメラを担いでやってきた名前も顔も知らない私を拒絶したり、憤るのは当然の感情です。実際に多くの方に取材を断られ、申し訳ない気持ちでした。でも、現状を伝えなければという思いは私から消えませんでした。
ホテルは予約で一杯。車の中で寝ようと思った私に小泉さんは「車の中では寒いでしょう」と自分の家に泊めてくれました。
小泉さんは、日々の仕事や被災したろう者の支援活動などで多忙を極めていました。しかし、取材にはいつも丁寧に応えてくれ、宮城を訪れる度に「わざわざありがとう。あなたが記録として撮ってくれてとても嬉しい」と笑みを絶やしませんでした」

災害時に配慮が必要な方への対応について、平時から知り合い、支え合いの関係を作っていくことで、しっかりとした防災・減災の取組を推進してきたいです。

仙台YWCAの『手話カフェ』にも参加しました。写真は、土屋聡さんが撮影してくれました。写真だけでみると、まるで手話 で饒舌に会話しているようです。

架け橋 きこえなかった3.11

監督・編集:今村 彩子 / 74分/ 2013年

架け橋:予告編