代表質疑 マイナ保険証

2024年第2回定例会は、6月10日から6月25日までの会期で開かれました。議案はこちらです。いのまた由美は6月17日の代表質疑二日目に登壇しました。

ここに質問と答弁のメモ(その2)を掲載します。一括質問ですが、わかりやすいように質問と答弁を対応させて表示しています。正確な記録ではないということをご了承ください。録画配信や会議録が出たらそちらをご参照ください。

代表質疑その1 里親支援センター・児童相談所 はこちらです。


その3は、地方自治法
その4は、宮城県による四病院再編問題
その5は、メガソーラーの対応
その6は、ダイバーシティ&インクルージョン
質問と答弁を順次掲載予定です。

マイナ保険証 (仙台市議会)

後期高齢者のマイナ保険証の保有や利用状況

いのまた由美
いのまた由美

第94号議案 宮城県後期高齢者医療広域連合 規約の変更の協議に関する件について伺います。これは、健康保険証を今年12月2日に廃止することが閣議決定されたことに伴うものです。

わが会派では、現行の保険証を廃止してマイナ保険証への一本化を原則とすることは、自治事務である保険制度への介入であることなどを指摘してきました。全国のマイナ保険証登録者は本年1月下旬で全人口の57%、利用状況は4月末で6.56%にとどまっています。本市の後期高齢者のマイナ保険証保有率と、利用状況を伺います。

マイナ保険証によるトラブル事例は全国で多々報告されており、任意のマイナ保険証を持たない選択をする方がいるのは当然のことですが、医療機関や薬局などでのゴリ押しともいえるマイナ保険証利用促進によって「マイナ保険証しか使えなくなる」と誤って解釈する方もおり、そのため、不本意にマイナ保険証の利用登録をすることになった方に対して、誤解を招いたと謝罪文を送った大手薬局もあります。後期高齢者の方には現行の保険の更新時期に伴う通知等がこれから送られます。いきすぎたマイナ保険証利用促進の周知によって、誤解を招かないよう注意する必要があると考えますが、認識を伺います。

仙台市当局
仙台市当局

答弁:
後期高齢者医療制度のマイナ保険証の保有率と利用促進の周知に対する認識についてでございます。
 制度加入者のうち、マイナ保険証の保有率は、令和6年4月時点で約50.7%、同じく利用率は約6.7%と、決して高いとは言えず、制度に対する不安を払拭しきれていない状況にあるものと受け止めております。
また、マイナ保険証の導入を始めとした制度変更への理解不足により誤った対応等につながることのないよう、その内容を正しくご理解いただくことが重要と考えております。
今後、国や医療機関等とも連携のうえ、制度理解が進むよう、丁寧な説明や周知に取り組んでまいります。

現行の保険証廃止による影響と対応

いのまた由美
いのまた由美

繰り返しますがマイナンバーカードやマイナ保険証の利用は任意であるので、持たない方々もさまざまな社会サービスを同等に受ける権利があります。医療を引き続き受けられるか詳細が不明だと不安に思われている方も多く聞き及んでいます。本市は、国保の保険者として、現行の保険証が廃止されることで、医療機関や利用者にどのような事態が生じるとお考えでしょうか。このまま保険証を廃止することに大変懸念をもっています。どのように対応をされますか、伺います。

仙台市当局
仙台市当局

仮にマイナ保険証等の周知啓発が十分ではない場合に想定される事態といたしましては、被保険者が受診時の手続きに戸惑ったり、こうした方々への対応により、医療機関の窓口の事務負担が増加するといった可能性がございます。
国の制度改正により、本年12月2日以降、被保険者証は廃止されますが、マイナ保険証をお持ちでない方に対しては、資格確認書を交付することにより、従来通り保険診療を受けられることとなります。
国民健康保険の保険者として、制度移行にあたり、被保険者の方々に混乱が生じないよう、こうした取扱いについて、リーフレットを始め、区役所等の窓口、市政だよりや本市ホームページ等で丁寧に周知するとともに、国に対して円滑な制度の運用を求めてまいります。

正確な会議録や録画配信はこちらです

上記質疑はいのまた由美作成のメモより掲載しており、当日の発語と差異があります。数か月後に公開される「会議録」が正確な文言です。正確な会議録はこちらから検索できます。

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録画中継も視聴できます。「いのまた由美/令和6年第2回定例会/6月17日/本会議(代表質疑)」をご覧ください。3営業日以降に公開されます。

仙台市議会インターネット議会中継
仙台市議会インターネット議会中継