2024年第2回定例会は、6月10日から6月25日までの会期で開かれました。議案はこちらです。いのまた由美は6月17日の代表質疑二日目に登壇しました。
ここに質問と答弁のメモ(その5)を掲載します。一括質問ですが、わかりやすいように質問と答弁を対応させて表示しています。正確な記録ではないということをご了承ください。録画配信や会議録が出たらそちらをご参照ください。
代表質疑その1 里親支援センター・児童相談所 はこちらです。
代表質疑その2 マイナ保険証 はこちらです。
代表質疑その3 地方自治法 はこちらです。
代表質疑その4 宮城県四病院問題 はこちらです。
その6は、ダイバーシティ&インクルージョン
質問と答弁を順次掲載予定です。
秋保長袋太陽光製造工場計画・メガソーラーへの対応
秋保長袋太陽光製造工場計画への対応
次に、本議会でも複数議員から質疑があります、秋保長袋の太陽光発電製造工場計画への対応を伺います。
合同会社から事業用地と地権者に説明されている場所は、広大な山林と農地を含む自然豊かな場所であり、大変な衝撃と懸念が住民のあいだに広がりました。森林や自然を破壊して事業を行うことは、再生可能エネルギーの主旨に反しており、許されることではありません。そもそもが建造物は原則禁止されている市街化調整区域で立地に不適切である上、都市計画法第34項の該当可能性も含めて役所との相談や事前調整もなく、実施不可能な計画を地権者に示しているのは大変不誠実な行為であり、地域と共生して事業を進める意向があるとは考えられません。6月から環境影響評価に向けた行程が開始されると地権者に説明されていましたが、事業者から本市への接触はいまだに無いままでしょうか。該当区域以外との接続による発電事業実施の可能性も含めて、情報収集をし、庁内連携して対応に努めるべきですが、どのような対応をされているのか、伺います。
答弁:
秋保長袋地区の太陽光発電に関する対応についてお答えいたします。
事業者が秋保地区内で説明会を実施して以降、本市では、庁内関係部署や宮城県・国との間で、定期的に情報共有を図ってまいりました。また、この間、事業者に対し接触を試みてきたものの、現時点で具体の事業計画は示されていないところでございます。
引き続き庁内連携のもと、詳細の把握に努めるとともに、事業者から計画の提示があった場合には、地域の方々からの不安の声も踏まえ、景観や自然環境等への影響に対する強い懸念をしっかりと伝えてまいりたいと存じます。
仙台市太陽光発電事業の健全かつ適正な導入、運用等の促進に関する条例
本市では、脱炭素社会の実現を目指し再生可能エネルギー、とりわけ太陽光発電の果たす役割が大きいことを鑑み、超党派の議員検討会立案の「仙台市太陽光発電事業の健全かつ適正な導入、運用等の促進に関する条例」が昨年10月より施行されています。既存設備も対象になるものです。本市を含め、全国のメガソーラーで火災が発生している他、土壌・水質汚染などの環境影響は事業開始後も心配をされています。関係法令の遵守や事故予防等保安管理は設置者に責任があるものですが、本市としても環境調和や地域との共生に必要な指導や助言等の措置を講じるため、懸念が生じた際には能動的に対応をしていくべきではないでしょうか。お考えを伺います。
大規模開発を伴うメガソーラーは抑制されるべきですが、エネルギーの地産地消や地域経済の循環、分散型エネルギーなどを目指すことの一つとして、太陽光発電の普及促進自体は今後もさらに必要ですが、認識と取組を伺います。
答弁:
本市の太陽光条例による対応と、太陽光発電の普及促進についてでございます。
脱炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギーの導入促進が喫緊の課題となる中、自然環境や市民の生活環境と調和した太陽光発電の普及を図っていくことが重要であると認識しております。
このような認識のもと、4月に発生したメガソーラー火災においては、消防局と連携し、条例に基づき、事業者に事故報告書の提出や今後の対策を求めてきたところでございます。また今年度は、適切な維持管理の徹底に向けて、全ての条例対象施設について実態調査を実施し、その結果に基づき、事業者への指導を行うこととしております。
引き続き、関係機関と連携しながら、本条例を適切に運用するとともに、建築物を活用した太陽光パネルの導入推進など、地域と共生した再生可能エネルギーの普及拡大に取り組んでまいります。
正確な会議録や録画配信はこちらです
上記質疑はいのまた由美作成のメモより掲載しており、当日の発語と差異があります。数か月後に公開される「会議録」が正確な文言です。正確な会議録はこちらから検索できます。
録画中継も視聴できます。「いのまた由美/令和6年第2回定例会/6月17日/本会議(代表質疑)」をご覧ください。3営業日以降に公開されます。