「女川原発再稼働ストップ!みやぎ女性議員有志の会」のアクションの一つとして、女川原発の視察を2020年12月7日と、2021年1月19日の2組に分かれて行いました。私は1月19日の視察に参加しました。視察の手配をしてくださった世話人の議員の皆さま、東北電力の関係者の皆さまに、感謝申し上げます。
「女川原発再稼働ストップ!みやぎ女性議員有志の会」については、こちらの記事をご覧ください。
12月の視察について、ひぐちのりこ議員のブログをご覧ください。
視察日程
- 日時:2021年1月19日(火)10時~12時20分
- 場所:女川原子力PRセンター(宮城県女川町塚浜字前田123)
- 内容:女川原子力PRセンターにおいて、「挨拶・概要説明」「発電所入構手続き」
発電所見学用バスに乗車し、構内へ移動、一巡見学
PRセンターに戻り、VR視聴、質疑
東北電力女川電子力PRセンター・女川原発構内視察の資料
東北電力女川原子力PRセンターの見学にあたって、配布していただいた資料を掲載します。
視察をした感想や意見などは、別に投稿します。
東北電力発電所だより 2020年12月号
こちらは、「全戸配布」されたものであると雑談の中で耳にしたのですが、どこの全戸なのかなど正確には確かめておりません。
東北電力の説明資料:女川原子力発電所2号機の再稼働までのプロセスと許可・認可の流れ
東北電力の説明資料:原子力発電所の新規制基準適合性審査状況
パンフレット:女川原子力発電所の安全対策について(2020.6)
説明では、メルトダウンした東京電力の福島第一原発とはもともとの安全対策が違うので女川原発は津波で被災しても維持できたということが強調されていました。そしてさらに、3.11後に定められた「新規制基準」に基づいて安全対策を強化しているので、より安全になった上に安全対策に終わりはないということが、PRの目玉でした。
海、土、森に、大掛かりに手を加え続け、技術力を注入し続けて、際限のない「安全対策」に膨大な資金が投入されて続いていくということを受け止めました。
(安全対策の全体像)
PRセンターで見せていだいた説明映像の1コマです。2020.6安全対策パンフレットの裏面と同じ「安全対策の全体像」というタイトル。新しいのは「テロ対策 特定重大事故等対処施設 …別途申請」という部分です。
パンフレット:女川原子力発電所の概要(2020.3)
こちらのパンフレットは、今回の視察の説明の際にはあまり使用されませんでした。あとで読んでみると、以下の「原子力発電の必要性」というページが根本的なところで、完全に見解が違うところです。
パンフレット:女川原子力PRセンターガイドブック
あちこちで見かける、親しみやすい赤い魚(ダンゴウオのごろたん)が表紙のパンフレットです。開いてすぐのページにある、「日本のエネルギー自給率は約12%しかありません」「バランスのとれたエネルギーミックス」という説明も、前項と同様にだから原発が必要なんだという誘導であり、見解が違うところです。
今回、PRセンター内の展示見学の時間はとれませんでした。VR
パンフレット:女川原子力発電所1号機廃止措置計画の概要(廃炉計画)2020.3
今回の視察では、廃炉の説明の時間はありませんでした。原子力発電所を持つ電力会社が、その高い技術力や使命感を廃炉作業に投入できるよう、政治を動かして、国のエネルギー政策をチェンジして、廃炉インセンティブの働く制度にしていかなければならないと考えています。
パンフレット:女川原子力発電所見学BOOK
バスに乗って原発構内を見学する際は、写真撮影は禁止、持ち物チェックをして最小限の持ち物で入りますが、こちらのパンフレットは持っていくように勧められました。新型コロナウイルス感染拡大防止策として、現在原発建屋内は見学不可となっています。敷地内をおもにバスの車内から見学し、防潮堤工事現場ではバスから下車して説明を聞きました。
視察をした感想や意見などは、別に投稿します。