女川原発再稼働ストップ!みやぎ女性議員有志の会

『女川原発再稼働ストップ!みやぎ女性議員有志の会』の行動をまとめました。

一昨年、女川原発再稼働の是非を問う宮城県民の住民投票条例制定のための直接請求に取り組みましたが、否決されました。県民の半数以上が女川原発再稼働に反対していることを、宮城県・県議会などは見て見ぬふりをしたいのではないでしょうか。あらゆる方法で民意を反映させられるよう行動し、私自身も女川原発再稼働反対・脱原発を訴えていきます。

9月27日 女川原発再稼働ストップ!みやぎ女性議員有志の会 発足

2020年9月27日に、「女川原発再稼働ストップ!みやぎ女性議員有志の会」が立ち上がりました。私も賛同人として加わっています。

仙台市議会の2020年第2回定例会で、私が質問した内容も報告しました。

女川原発・原子力災害時の避難計画に関して質問しました【議会】
仙台市議会2020年第2回定例会の一般質問(2020/6/18)にたった、社民党仙台市議団・いのまた由美が質問した中の一つのテーマ「原子力災害避難計画」に関する記録です。一括質疑ですが、質問と答弁の関係をわかりやすくするために並び替えたり、...

設立集会アピール

「女川原発再稼働ストップ!みやぎ女性議員有志の会」設立集会アピール


現在、宮城県において、女川原発2号機の再稼働を巡って、「地元同意」が国と電力会社から迫られています。今年2月、原子力規制委員会は女川原発2号機が新規制基準に適合すると認めました。しかし、「合格しても安全とは申し上げない」(田中俊一前委員長)と言っています。

8月には女川町と石巻市に加え、原発から30キロ圏の緊急防護措置区域(UPZ)に位置する東松島市、南三陸町で計7回開催された県の住民説明会では、再稼働に関しての大きな不安と重大事故を想定した広域避難計画を疑問視する声が続出し、再稼働に合意、賛成との意見はほとんどありませんでした。

しかし、立地自治体である女川町、石巻市では、9月議会において、再稼働をすすめる陳情や請願が賛成多数で採択されています。

一方、昨年「女川原発再稼動の是非を問う県民投票条例」の制定を求め、11万余の直接請求署名を集めた住民は、ふたたび①再稼動させないこと②再稼動の判断は、立地自治体の女川町、石巻市だけでなく、30Km圏内の登米市、東松島市、南三陸町、美里町、涌谷町の同意を前提に、県内全市町村の意見を聞くこと③原発ゼロ法の制定など、原発からの撤退を政府に求めることを掲げた請願署名を、コロナ禍のもと3万近く集め、宮城県議会に923日提出しました。

福島原発事故は大きな被害を国民に与え、未だなお故郷に帰れない方々が4万人もいます。原発事故の被害は、巨大で長期に及び、回復の約束も補償の道も用意されていません。また、「核のゴミ」処理方法も決まっていません。私たちは、コストが高く、産業として成立しない原発から撤退し、再生可能な自然エネルギーに転換することをめざし、生命・暮らしと子ども達の未来に関わる原発の再稼働は、行うべきではないと考えます。

私たち宮城県内の超党派女性地方議員有志61名(元職含む、1012日現在62)は、本日「女川原発再稼働ストップ!みやぎ女性議員有志の会」を立ち上げ、設立集会を開催しました。

再稼働ストップをねがう多くの住民と力をあわせて、立地自治体はじめ県内各地で「住民との意見交換会」や「協働シンポジウム」、「専門家や学識経験者を交えた学習会や講演会」、「国や東北電力などとの意見交換会」、議員間での情報や意見の交流、現地視察、街頭宣伝活動など、積極的に展開し、「女川原発再稼働を止め、原発のない持続可能な社会をめざし」、その実現のため全力で取り組んでいきます。

20209月27日(日)

「女川原発再稼働ストップ!みやぎ女性議員有志の会」設立集会   参加者一同

 

行動計画

私たち宮城県内の超党派の女性地方議員有志は、
「女川原発再稼働を止め、原発のない持続可能な社会をめざし」
2020年~2022Actionを積極的に展開し
実現に向け全力で取組みます。

2020Action

Action1 「女川原発に関する住民等との意見交換会」仙台はじめ 各圏域にて

Action2 「市民と協働シンポジウム・講演会・学識経験者を交えた意見交換会」

Action3 「東北電力との意見交換会」など

9月26日 女川原発再稼働を止めよう! 宮城県民大集会

立ち上げの前日には、『女川原発再稼働を止めよう! 宮城県民大集会』が仙台市青葉区の錦町公園で開かれました。「女川原発再稼働ストップ!みやぎ女性議員有志の会」の呼びかけ人や賛同人も、横断幕を持って参加しました。

◎福島原発事故を忘れない!
福島原発事故の原因究明は果たされておらず、従って真の再発防止策は立てられていません。福島原発と同じ、古い沸騰水型(BWR)である女川原発を動かしてはなりません。

◎「被災原発」を再稼働させてはならない!
女川原発は過去3度も基準地震動を上回る揺れに見舞われた「被災原発」です。巨大地震の震源域に近い女川原発を、将来どこまでの地震・津波が襲うのか、予測することは困難です。

◎避難計画には実効性がない!
県が行った試算によって、女川原発重大事故時には大渋滞が起き、住民避難に3~5日もかかることがわかりました。避難計画の実効性なくして再稼働はあり得ません。

◎村井知事は女川原発再稼働に同意するな!
村井知事は「地元同意」を急ぎ、コロナ禍の中、住民説明会を強行しました。その会場は、再稼働への批判・疑問・不安の声で充ち溢れました。これで「県民の意見は聴いた」として再稼働に同意することは許されません。

10月12日 宮城県知事への要請行動

賛同人は62名に増えました。そのうち22名が要請行動に出席しました。

県は遠藤信哉副知事、伊藤健治原子力安全対策課長が対応されました。

先頭で提出されたのは女川町議会 阿部律子議員
発言者は、
女川町議会 阿部美紀子議員
美里町議会 福田淑子議員
加美町議会 伊藤由子議員
仙台市議会 ひぐちのりこ議員
柴田町議会 白内恵美子議員
でした。