全国都市緑化仙台フェアを契機とした歴史観光振興について一般質問しました

仙台市議会 2022年第4回定例会

2022年12月7日から22日まで第四回定例会が開会しています。いのまた由美は、12月15日の一般質問に登壇しました。

仙台城のサイン整備について

いのまた由美
いのまた由美

来年4月に始まる全国都市緑化仙台フェア開催により、青葉山エリアを訪れる方が増え、歴史への親しみや理解を深める契機にもなると考えます。

 

そこでまず、青葉山エリアでの仙台城に関するサイン整備の現状を伺います。例えば、仙台城大手門に通じる道路沿いに、向かって左側には片倉小十郎屋敷、右の国際センター側には、水沢伊達家、登米伊達家の屋敷があったなどの案内板などがあると、歴史のゾーンに入っていく期待感が膨らむと思います。また、青葉山エリアの案内板等は全て点検し、不十分なものや腐食が進んでいるものは、歴史景観に配慮した配色など統一感を持たせて、計画的に改修や設置をしていくべきです。お答えください。

仙台市当局
仙台市当局

仙台城に関するサイン整備についてお答えいたします。
現在、仙台城跡のサインにつきましては、「史跡仙台城跡整備基本計画」等に基づき、デザインの統一を図り、関係部局と調整のうえ設置するなど、来訪者の円滑な案内誘導に努めているところでございます。
本年11月に史跡地内のサインを点検し、現状と異なる内容や劣化が進んでいるものもありますことから、改善の必要があるものと認識しております。
また、青葉山公園追廻地区では、仙臺緑彩館や広場等の令和5年4月の開園に向け、既存の公園案内板等の更新や、誘導サインの新たな設置なども進んでいるところでございます。
今後も、仙台城跡について安全・快適に親しみ学ぶことができるよう、歴史的景観等に配慮しながらサイン整備に取り組んでまいります。

青葉山公園整備・仙臺緑彩館について

いのまた由美
いのまた由美

仙臺緑彩館が緑化フェア初日に開館します。こちらは、片倉小十郎の屋敷跡でもありますが、屋敷跡とのゆかりを、どのような形で表しているのか、伺います。

仙台市当局
仙台市当局

仙臺緑彩館のデザインコンセプトについてお答えいたします。

仙臺緑彩館は、青葉山の自然や仙台のまちの風景と調和し、これまで培われてきた歴史を踏まえた、仙台らしさを後世につなげるデザインといたしております。

また、建設地は、かつて仙台藩重臣、片倉小十郎の屋敷であったことから、絵図などの歴史的資料をもとに当時の柱割を再現し、大書院や御広間などからなる屋敷の空間をイメージしていただけるつくりとしたものでございます。

いのまた由美
いのまた由美

周辺について、すでに残月亭も移設され、政宗公の胸像も博物館奥から移設されます。植生の整備にも歴史的意味を込められているということですが、どのような整備になるでしょうか。政宗公にゆかりのある白萩や、臥龍梅・愛姫桜の子孫など植えてはいかがでしょうか。また、青葉山以外にあるゆかりの植生とも関連付けて市内の歴史めぐりにつなげるアプローチにするのはいかがでしょうか、伺います。

仙台市当局
仙台市当局

青葉山公園における植栽整備についてのご質問です。

仙臺緑彩館の南側に整備する「もりの庭園」には、青葉山に自然のまま残されてきた「御裏林」に自生いたしますモミの木やブナ等の樹種を選定し、植栽することとしております。

この庭園内には移築した市指定有形文化財の茶室「残月亭」もあり、散策いただくことで仙台の歴史を身近に感じられるものと考えております。

政宗公にゆかりのある白萩等の植栽につきましては、緑化フェア終了後に実施する園内の整備の中で検討してまいります。

いのまた由美
いのまた由美

仙臺緑彩館の情報ラウンジ・ライブラリーでは、仙台城と仙台の歴史文化の魅力をわかりやすく発信することが期待されます。

例えば一つに、東北大学の仙台城に関する歴史調査の成果もPRしていくべきと考えます。仙台城二の丸と川内武家屋敷地は、川内キャンパスの歴史遺産として積極的にとらえようとされており、ともすれば城郭に限定されがちな仙台城の歴史を総合的に見直しています。これら研究の成果を還元していただき、大いに連携をして、仙台城の全景を市民、来訪者により広く知っていただくべきですが、いかがでしょうか。

また、天守閣を作らない城づくりについても、政宗公による民政安定重視など諸説興味深いものですので、ここで説明できたらよいのではないでしょうか。

さらに、歴史文化をめぐる周遊コースとして、建造物における桃山文化というテーマ設定も見どころになると考えます。瑞鳳殿、大崎八幡神社、陸奥国分寺薬師堂や市外もたどるコースになります。

仙臺緑彩館からの、歴史観光コースへの誘導など、歴史文化理解のハブ基地にしていくべきですが、情報発信の取組を伺います。

仙台市当局
仙台市当局

情報発信等の取組みについてでございます。
仙臺緑彩館におきましては、来訪される皆様に、仙台・青葉山の歴史や文化、自然の魅力を感じていただけるよう、PR映像の放映や、瑞鳳殿をはじめとする伊達家ゆかりの施設や観光スポットなどの情報をスマートフォンにダウンロードして、まち歩きなどに活用していただけるシステムの設置を予定いたしております。
また、緑彩館を拠点とし、ガイドボランティア等による仙台城の歴史に関するガイドなどを展開してまいります。
これらの実施にあたりましては、関係機関や指定管理者などと連携し、訪れる皆様に様々な情報をわかりやすく提供してまいりたいと考えております。

瑞鳳殿について

いのまた由美
いのまた由美

瑞鳳殿は、伊達政宗公の霊屋(おたまや)であるだけに仙台の聖地ともいえる場所です。10年ごとの瑞鳳殿本殿の修繕工事が、現在行われております。今回の修繕にあたり、必要な金額の不足分をクラウドファンディングで求められました。1,299名の方々から1959万円の支援が集まり、成功されたことを喜んでおりますが、聖地ともいえる場所が財政的に不安定な状況におかれているわけであります。財団の収入に寄与するために、周遊の促しや売店の魅力アップなど、本市のさらなる協力を求めますが、伺います。

仙台市当局
仙台市当局

瑞鳳殿の収入増加につながる取り組みについてお個体いたします。

本年度は、仙台七夕まつりに合わせ、仙台城跡の登城路と瑞鳳殿のライトアップイベントを開催し、るーぷる仙台の夜間運行を行うなど、本市としても瑞鳳殿への周遊と誘客を図ってまいりました。

また、瑞鳳殿本殿の修復に向けた国の補助金獲得への支援や、アニメ映画とコラボレーションしたオリジナル工芸品の瑞鳳殿での販売をコーディネートするなどの取り組みも行ってきたところでございます。

今後とも、運営法人と連携を図りながら、さらなる誘客と収入増につなげるべく、瑞鳳殿の効果的なプロモーションなどに努めてまいります。

いのまた由美
いのまた由美

魅力向上をはかる策としては、経ヶ峰の最高地点の西嶺に、仙台城本丸跡・政宗公騎馬像をのぞむ展望台を設置できたら素晴らしいというお声を聞きました。本丸と市街地を双方向にのぞむ「政宗ビュー」が進められていますが、経ヶ峰西峰の杉林を抜けた崖の近くから、騎馬像を目視できますので、双方向からのぞむことができます。政宗公が子孫の将来を見守るために経ヶ峰に墓所を設置したことに思いを馳せられるビュースポットになると考えます。西峰の杉林一帯の整備の取組と、経ヶ峰散策路が現在通行止めになっているので復旧予定を合わせて、伺います。

仙台市当局
仙台市当局

瑞鳳殿周辺エリアの展望スポットの整備と経ヶ峯散策路の状況についてでございます。

瑞鳳殿は、本年3月の地震によって、敷地内の石灯篭や石垣等に被害を受けたため、安全確保の観点から経ヶ峯散策路を通行止めとする措置を講じておりますが、来年1月には復旧工事が終了し、通行可能となる予定であります。

瑞鳳殿西側への展望スポットの整備につきましては、このエリア一帯が市の史跡となっており、自然環境の保全という面でも様々な規制の対象となっていることから、課題が多いものと認識しております。

瑞鳳殿につきましては、現在策定中の「(仮称)青葉山エリア文化観光交流ビジョン」の中でも主要な観光資源と位置づけることとしており、青葉山エリア全体の回遊性や魅力の向上に向けて、他の施設やイベントなどとも連携した取り組みを進めてまいりたいと存じます。

大年寺山公園について

いのまた由美
いのまた由美

大年寺山公園について伺います。仙台藩4代藩主の綱村公が大年寺を伊達家歴代霊廟の菩提寺と定め、一大伽藍を建設しました。また伊達家にまつわる墓所の無尽灯廟などがあり、歴史愛好家や観光客も訪れていますが、無尽灯廟は昨年2月と今年の3月の地震で多くの石燈籠が倒れる被害を受け、現時点も倒壊したままです。復旧の見通しをお示しください。

仙台市当局
仙台市当局

大年寺山公園内にございます無尽灯廟の、石灯籠などの災害復旧の見通しについてお答えいたします。

無尽灯廟には、灯籠95基、石碑7基がございますが、令和3年2月の地震では、このうち39基の灯籠が倒壊し、令和4年3月の地震では、これに加えまして、灯籠28基が倒壊し、石碑1基についてずれる被害が生じました。

令和3年の地震による災害復旧は既に完了しておりまして、現在は令和4年の地震による災害復旧工事につきまして、契約手続きを進めているところであり、工事の完了は令和4年度内を予定しております。

いのまた由美
いのまた由美

無尽灯廟の解説板など大年寺山公園ではサイン整備が進められています。公園全体図が掲載された総合案内板には、仙台市博物館所蔵の大年寺絵図と解説も掲載されており、当時仙台藩有数の大寺院であったことなど歴史理解が深まります。さらなるサイン整備を含め歴史公園としての魅力をアップする今後の公園整備を求めますが、お答えください。

仙台市当局
仙台市当局

大年寺山公園のサイン等の整備についてでございます。

大年寺山公園は、市街地に位置しながら豊かな自然を残し、伊達家ゆかりの歴史的資源等を活用した公園でございます。

これまでに、総合案内板や伊達家墓所である無尽灯廟の解説板などを整備しており、今後、矢羽根による誘導標や由緒ある石碑の説明板など、残るサインを整備し更なる公園の魅力アップにつなげてまいります。

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上記は、いのまた由美作成のメモより掲載しており、当日の発語と差異があります。数か月後に公開される「会議録」が正確な文言です。正確な会議録はこちらから検索できます。

録画中継も視聴できます。「いのまた由美/令和4年第4回定例会 12月15日/」をご覧ください。