地域課題解決に貢献する商店街支援について質問しました

2023年5月25日から6月9日までの会期で、第2回定例会が開会しています。市長提案の当初議案は27件です。いのまた由美は6月5日の一般質問に登壇しました。

ここに質問と答弁のメモ(その2)を掲載します。一括質問をしましたが、わかりやすいように質問と答弁を対応させて表示しています。正確な記録ではないということをご了承ください。録画配信や会議録が出たらそちらをご参照ください。

(その1)児童館事業の今日的な課題

児童館事業の課題について質問しました
2023年第2回定例会 2023年5月25日から6月9日までの会期で、第2回定例会が開会しています。市長提案の当初議案は27件です。 いのまた由美は6月5日の一般質問に登壇しました。今任期最後の定例会本会議での登壇となりましたので、任期を振...

質問:地域課題解決に貢献する商店街支援

現状認識と支援の状況について

いのまた由美
いのまた由美

地域課題解決に貢献する商店街支援について伺います。

コロナ禍を経て、外出や経済活動が戻りつつある中で、各種イベントが徐々に再開しています。商店街でも、これまで控えられていたイベント等を再開あるいは新たに展開して、集客を図り盛り上げようとする取組が見られます。その動きを後押しすべきです。経済局が捉えている今年度の商店街のイベント等の走り出しの現状と、支援の状況を伺います。

仙台市当局
仙台市当局

答弁:経済局長

商店街イベント等に対する現状認識と支援の状況についてでございます。
本市では、商店街が実施するイベントなどへの助成支援等を行なっておりますが、今年度に入りまして、多くの団体からお問い合わせをいただいておりまして、アフターコロナにおける商店街活動の再開や活発化を実感しているところでございます。
今年度、売上の向上や来街者増加等につながる商店街の新たな取組みに対して助成の拡充を図ったところでございまして、こうした拡充内容についても積極的にご紹介をしながら、商店街の皆様の意欲的な活動を後押ししてまいりたいと考えております。

地域コミュニティにおける位置づけとさらなる支援

いのまた由美
いのまた由美

郊外や地域の商店街は、大型店やネット通販の普及等や近隣団地全体の高齢化などにより商業環境の厳しさを増しています。一方で、商店街に対して新たな期待もうまれています。高齢化・少子化・孤立化の時代の中で、生活圏の商店で顔を合わせるリアルなふれあいや交流は安心感があり、また、大型店やインターネットにはアクセスしづらい方などに、やはり身近な商店の存在は貴重で、コミュニティを支える居場所としての商店街も地域住民から求められています。ご認識を伺います。

仙台市当局
仙台市当局

答弁:市長

商店街への認識及び今後の支援についてでございます。
地域に密着した存在である商店街は、日常的な買い物の場であるとともに、地域住民同士の交流促進や、また、まちの防犯・防災といった機能も発揮されています。
中には、児童館などと連携をして、地域全体で子どもたちが安心して暮らせるまちづくりに取り組まれていたり、また、地域の賑わいづくりの枠を超え、地域課題の解決に取り組まれている商店街もございます。
人口減少や高齢化の進行など、地域社会が変化する中にあって、商店街の地域における重要性は増していくものと認識をしております。
本市といたしましては、商店街が抱える様々な課題を丁寧に伺いますとともに、庁内での連携を緊密にいたしながら、活用可能な制度を幅広く情報提供するなど、商店街の皆様の活動を後押ししてまいりたいと存じます。

社会起業家と地域の多職種との連携支援について

いのまた由美
いのまた由美

商店街では空き店舗対策も課題です。経済局では、社会課題を解決するための起業家を育成する取組をおこなっていますが、そうして育成された社会起業家が事業を成長させていく後押しとして、事業所をかまえるときに商店街空き店舗等を紹介することや、店舗をリノベーションすること、商店街に加入することなどの支援をされてはいかがでしょうか。イノベーターと地域の多職種が結びつくことによって地域課題解決の相乗効果がうまれることが期待できます。ご所見を伺います。

仙台市当局
仙台市当局

答弁:経済局長

社会起業家と地域の多職種との連携に対する支援についてでございます。
本市が実施する「社会起業家育成プログラム」におきまして、起業家が解決したいと考える地域課題や解決手法等に応じて連携先を紹介するなどの支援を行なっているところであり、商店街と連携し、活動を展開されている事例も生まれております。
今後とも、商店街、社会起業家がお持ちの課題やニーズをきめ細かく伺い、空き店舗活用の可能性等も考慮しながら、商店街の課題解決につながるよう取り組みを進めてまいりたいと考えております。

再質問

いのまた由美
いのまた由美

(質問したことに対して、市長、経済局、市民局からお答えいただきましたが、他局にわたる地域課題を商店街につなぐということはどちらが最も推進すると考えたらよいのか)

仙台市当局
仙台市当局

答弁:市民局長
(地域づくりパートナープロジェクト推進助成事業について)
商店街の支援につきまして、地域課題をどのように商店街に繋いでいくかという再度のご質問だったと考えております。
商店街側の地域貢献をする場合に、儲かったらあるというスタンスではなくて、地域貢献が商店街の直接的には売上だったり、また、例えば商店街の個店の人材獲得とか、そういったものに結びつくということが何よりも持続的な連携においては非常に重要だと考えております。
そのため市民局でパートナー助成制度を持っておりますが、この運用につきましては、区の地域力推進担当、又は、まちづくり推進課などと連携しまして、市民局の助成制度の審査をしていただいてる有識者の方々からのアドバイスなども含めて、地域課題をどうやって、企業さんまたは商店街の活動に結びつけていくかということについて市民局としても一層取り組んでまいりたいと考えております。

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上記質疑はいのまた由美作成のメモより掲載しており、当日の発語と差異があります。数か月後に公開される「会議録」が正確な文言です。正確な会議録はこちらから検索できます。

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録画中継も視聴できます。「いのまた由美/令和5年第2回定例会/6月5日/本会議(一般質問)」をご覧ください。

仙台市議会インターネット議会中継
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