2014「女性と政治スクール」 女性自治体議員報告メモ

<第2回>
日時: 2014年4月16日(水) 午後6時~8時
場所: 参議院議員会館 会議室
テーマ: 「政治を変えよう 首長と女性議員多いに語る」
第1部 「首長としての取り組み」 保坂展人(世田谷区長)
第2部 「女性議員多いに語る」
福島みずほ(参議院議員)、小宮清子(千葉県議会議員)、阿部浩子(港区議会議員)、市来とも子(杉並区議会議員)、脇礼子(藤沢市議会議員)など


4名の議員から、活動報告や、議員になったきっかけ等、これから議員になりたい人達にも参考になるようなお話がありました。

 

(神奈川県)藤沢市議会議員 脇礼子さん

脇礼子さん写真

神奈川人権センターやI女性会議神奈川事務局長として活動してきた。国会議員の阿部とも子さんとご縁があり議員を志した。藤沢の女性議員が減ってし まったのも、決意の後押しになった。これまでの活動と同様に「生きにくい当事者」の目線で、人権尊重のまちづくりを目指したい。
県内初の「本人通知制度」導入(「本人通知制度」とは、本人に同意なく第三者が戸籍証明書等を取得したことを行政から本人に伝える制度)~相模原市や厚木市にも拡がる
みなし寡婦控除導入(保育料や幼稚園就園奨励費)
「寡婦(夫)控除を全てのひとり親家庭まで拡大することを求める意見書」を提案し全会派賛成で通った

 

千葉県議会議員(流山市選出) 小宮清子さん

小宮清子さん写真

「女性も生涯持てる仕事を」と考えて公務員として働き、労働組合運動にも関わった。「男女雇用平等法」を求める運動に一生懸命取り組んだが、男女雇 用機会均等法となりそこまでしか力が及ばなかったと悔しさを感じた。県議会議員は地域から見えにくいが、しっかり地域を歩くと見えるようになると考えてい る。地域では特に介護の問題が切実だ。一人暮らし、老々介護……、伴走型の支援ができるようがんばりたい。
・お泊りデイのガイドライン作成

 

(東京都)港区議会議員 阿部浩子さん

阿部浩子さん写真

ネットワークみなと社民(一人会派)

議員を目指したきっかけの、本当のことをお話したい。秋田で生まれ、……(大変なご経験をされたことが語られた)……。問題を乗り越えるにあたっ て、市議会議員に相談し応援してもらった。その方にどうやって恩返しをできるか尋ねると、自分が助けられたように他の方を助けてあげてくださいと言われ て、議員を志した。泣きながら相談をしに来た方が笑顔になってくれるのが私のやりがい。
行政文書から性別記載欄削除 2004~(希望すれば記載可)
・妊婦健診助成の回数増

 

(東京都)杉並区議会議員 市来とも子さん

市来とも子さん写真

大学時代から海外への旅を始めて貧困問題に関心を持つようになりNPO活動をしていた。社民党国会議員の北川れん子さんに出会ったのが、私が議員を 志すきっかけとなった。今日会場に来られている方で選挙に出たいと考えている方はいらっしゃいますか?(数名挙手) 出会いがあれば、選挙に出られる。皆 さんもたくさんの人との出会いを大切にしてほしい。杉並区議会は三分の一が女性。女性というだけでは特色にならない。また、杉並は市民運動が盛んで、運動 の中で女性が活躍しているのを間近に見ている。市民とのネットワークや自治体議員のネットワークを強化することが必要だ。右傾化を止めるためには、各自治 体でがんばらなければいけない。女性議員を増やすために、クオータ制を国会でも訴えてほしい。