インクルーシブ教育プロセスについて一般質問しました【仙台市議会】

2025年第2回定例会は、6月9日から6月24日までの会期で開かれました。市長議案はこちら議員提出議案はこちらにある「議第2号 今を大切に生きる終活支援条例(案)」可決した意見書はこちらにある「第1号 刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める件」です。
いのまた由美は6月17日一般質問(一問一答方式を選択)に登壇しました。

ここに一般質問と答弁のメモを掲載します。正確な記録ではないということをご了承ください。録画配信や、会議録が出たらそちらをご参照ください。

仙台市議会_令和7年第2回定例会一般質問R070617
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【一括質問】障害児のための特別な教育ではなく全てのこどもの多様なニーズに対応できる方法を模索し続けるインクルーシブ教育のプロセス

いのまた由美
いのまた由美

立憲民主党仙台の、いのまた由美です。
すべてのこどもたちが可能性を最大限に伸ばし、未来を力強く生き抜く力を育むために、「インクルーシブ教育」を推進することを求めて、一問一答方式で一般質問いたします。

「インクルーシブ教育」は、障害のあるこどもと障害のないこどもが共に学ぶことを狭義で指していますが、それにとどまりません。ユネスコによる定義から一部引用します。「主流から外されやすい、排除されやすい子どもたちを含む全ての子どもたちの多様なニーズに対応することで、全ての子どもたちの学びが最大に引き出される教育システムを構築するプロセスである」「いかにして主流の教育に統合していくかということではなく、教育システム全体をいかにして学習者の多様性に対応するように変容させていくかを模索する方向性である」。この考え方に基づいて質問をしていきます。 

【不登校要因調査】
現在、本市が解決すべき喫緊の教育課題は、「望まない不登校」や「いじめ」への対応であると考えます。R5年度の本市の小学校の不登校児童数は1096名で全体の2.1%、全国と同じ比率です。中学校の不登校生徒数は2032名で全体の7.9%、全国は6.7%です。中学校の割合が高く、小学校では低年齢化もみられます。

こどもたちが本来持っている学ぶ意欲や学校生活への期待が、画一的な教育形態や個々の特性に合わない環境によって阻害されている現状が、あるのだと考えられます。学校風土が、こどもたちを傷つけ排除するものではあってはならず、誰もが安心して通える学校に変えるために垣根を越えていかなければなりません。「ことが起こってから」の対応に多くのリソースを割かれていますが、不登校やいじめのリスクとなる課題をあらかじめ低減していくべきです。

特性のあるこどもたちが過ごしやすい学校になっていないことはリスクとして大きいと考えられます。文科省問題行動調査では不登校の主たる要因の約半数が「無気力・不安」となっていますが、その「無気力」という状態に至る経緯や要因の詳細を把握するなどの目的で「不登校要因調査」がおこなわれ、2025年3月に報告書が公表されました。教師・児童生徒・保護者の三者の回答を比較していることも特徴です。この「不登校要因調査」について、どのように受け止めますか。伺います。 

【読み書きが困難な児童生徒への支援】
私は3月の予算等審査特別委員会で、読み書きに困難を抱える児童生徒への対応を質問いたしました。生まれつき神経発達上「読む」ことや「書く」ことが極端に困難な人たちで、調査方法によりますが日本語を使う人の中に2%~10%存在しているといわれています。読みにくいものを読み、書きにくいもの書くことを求められると、正確でなく時間がかかる上にとても疲れてしまいます。読み書きの困難は、「学習障害・発達障害」に含まれますが、行動面で目につきやすくないので、気づかれにくいです。そのため、怠けている・努力不足と評価されたり、自分で原因や対応方法がわからないままだったりすると自尊心や自己肯定感も低下してしまい、「無気力・不安」な状態になることも珍しくありません。「読み」「書き」は学校教育の基盤になる力ですから、早期に発見し、適切な支援を行うことで、その後の学びや生活に大きく影響を及ぼします。本市の「読み書き困難のある児童生徒」の支援を、伺います。 

【基礎的環境整備】

障害者差別解消法により、学校においても、合理的配慮の提供が義務付けられています。合理的配慮は、保護者や児童生徒からの申し出に応じて提供するものとされていますが、申し出られる前から、特定の方のためでなく誰もが学びにアクセスできるよう、バリアフリーや授業のユニバーサルデザイン化など基礎的環境整備をおこない、多様な学び方を保障しておくことが必要です。 本市の取組や方向性を伺います。 

【個別ニーズに対応する人員配置】
発達障害など「困り感」を持つ児童生徒が急速に増加しています。 本市の発達障害及び発達障害等の可能性のある児童生徒数はR6年で5183名6.9%、文科省の調査で学習面または行動面で著しい困難を示す児童生徒は8.8%いるということです。通常学級での個別指導などを行う補助員へのニーズは高いものと思われますが、配置が十分ではありません。現状と今後の配置について伺います。

また、校内には、さまざまな個別の支援を要する児童生徒が在籍しており、補助員だけではニーズに対応しきれません。個人や障害分類やクラスを特定せずに、個別支援が必要な場合に柔軟に対応できる人員を学校に配置すべきではありませんか。伺います。

【急増する通級教室の担当教員】
通級指導を必要とする児童生徒も急増しており、R6年度は712名、全体の0.9%でしたが、6年間でほぼ倍増するなど増えています。通級教室の拡充と、担当教員も増員されていますが、不足している状況です。現状を伺います。あわせて、担当教員のスキルアップやキャリア形成についてどのような対応をされていますか。伺います。 

【学校の枠を越えた連携のために】
また、こどもたちのニーズに対応するためには、学校の枠を超えた連携も必須です。地域の企業、NPO、大学など、学校外の多様な資源との連携が考えられます。校内外の連携や調整をつとめる「特別支援教育コーディネーター」がしっかり役割を発揮できるよう、体制強化が必要です。現状と今後の方向性を伺います。 

【保護者への情報提供】

「合理的配慮の提供」を申し出るための、保護者への情報提供も極めて重要です。どのような支援が受けられるのか、どのように申し出れば良いのか、情報が不足している現状があります。本市として、保護者が必要な情報にアクセスしやすくするための具体的な取り組みを伺います。 

【保護者への支援】
札幌市では保健福祉局が、NPO法人北海道学習障害児・者親の会クローバーに「ペアレントメンターによる家族支援」事業を委託しています。親による、親のための相談支援や研修などの取組です。私は、宮城県内の発達障害や学習障害による困り感を持つこどもや保護者を対象にした親の会「り~る」の勉強会に参加をして、保護者や当事者の方々がどのように調整をして学べる環境をつくることができたのかなどの情報共有をしたり、気持ちを聞きあうことができていて、大変有意義でした。実際に困っている方々にとって先行く方の好事例は希望の光になるのではないでしょうか。本市ではどのような形でペアレントメンター事業をおこなっていますか。また、保護者も含む幅広い市民の方々に向けて学習障害を含めた発達障害の理解啓発を行っている取組についても、伺います。 

【すべてのこどもに多様な学びを】
最後に市長に伺います。違いを強みにする、多様性をまちの力に変える仙台市政を発展させるためには、まずは、誰もが学ぶことができる地域の学校の通常学級を選んだ、すべてのこどもが多様な学び方をできる環境を作ることが重要だと考えます。不登校やいじめのリスク低減にもなります。多様な人たちの多様な力を発揮してイノベーションが生まれていきます。市長のお考えを伺います。 

一括での質問は以上とし、以降は一問一答にて伺います。

仙台市当局
仙台市当局

市長答弁
【多様な学び方をできる教育環境について】
誰もが安心して学ぶことのできる教育環境についてでございます。全てのこどもたちが、それぞれの個性を尊重され、安心して豊かな学校生活を送ることができる教育環境の実現というのは、学びの機会を確保することはもとより、多様性を力に変えるダイバーシティまちづくりを進める本市の基盤ともなりうるものと認識しております。本市におきましては、学校での支援体制の充実や、施設のバリアフリー化、また特性に応じた授業の実践など、合理的配慮の観点や専門的な見地を踏まえつつ、児童生徒や保護者と合意形成を図りながら、教育的ニーズに応じたきめ細かな支援に努めているところでございます。今後とも、保護者への支援やそれから市民の皆様の障害理解の促進に努めるとともに、一人ひとりのこどもたちが自分らしく学ぶことのできる教育環境の実現を目指して、教育委員会とともに力を注いでまいりたいと存じます。

仙台市当局
仙台市当局

健康福祉局長答弁
【保護者への支援 (ペアレントメンター事業について)】
ペアレントメンター事業についてお答えいたします。この事業は、国の発達障害者支援体制整備事業のメニューの一つであり、発達障害児の子育て経験のある保護者が子育て中の保護者の悩みを傾聴し、自身の子育て経験等の内容を提供するなど、共感しながらサポートすることを目的に実施するもので、大変重要な取組みと考えております。本市では、国の事業実施前の平成17年度より、アーチルと連携した保護者主体の活動として「保護者サロン」を実施しており、この取組みをペアレントメンター事業と位置づけております。昨年度は、南北アーチルで計29回開催し、延べ159名の保護者に参加いただいております。

【保護者等への発達障害の理解啓発について】
発達障害への理解促進のための周知・啓発についてでございます。まず、保護者向けの取組みとして、こどもの特性を理解し、家庭で適切に接することができるよう、アーチルの常勤医師による発達障害特性や対応の留意点等に関する講話のオンデマンド配信を行っております。より幅広い市民向けの取組みとしては、せんだいチューブを活用した、発達障害基礎講座の配信のほか、外部講師による療育セミナー等も開催しているところです。引き続き、保護者を始めとする市民の皆様の、学習障害も含めた発達障害理解の周知・啓発に努めてまいります。

仙台市当局
仙台市当局

教育長答弁  

【不登校の要因について】
令和6年に公表されました、不登校に係る文部科学省の調査研究についてでございます。この調査におきましては、不登校のきっかけとして、不登校児童生徒や保護者の回答では、体調不良や不安・抑うつ、朝起きられないなどが共通して最も高い割合となっており、学業の不振や宿題の提出も、その一つとして挙げられております。調査結果では、不登校の要因について、学校生活に関わるものだけでなく、生活リズムを含めた家庭環境など、様々なきっかけが重なった複合的なものとなっており、児童生徒それぞれの状況やニーズに応じた支援が重要であることを認識していたところでございます。 

【読み書きに困難のある児童生徒への支援について】
読み書きに困難のある児童生徒への支援についてでございます。本市では、読み書きに困難を抱える児童生徒への支援の一つとして、通常学級に在籍しながら、一部の授業は障害に応じた指導を受ける通級指導教室において指導を行っております。この他、通常の学級や特別支援学級では、教科書の文章を分かりやすく示すデジタル教科書の導入や、読みのつまずきを早期に把握し、改善を促すための指導法である多層指導モデルMIMの活用などにより、一人ひとりの読み書きの状況に応じた支援に取り組んでいるところでございます。 

【基礎的環境整備】
教育環境の整備についてでございます。施設や設備につきましては、児童生徒本人や保護者のニーズを踏まえながら、校舎の段差を解消したり、トイレに手すりを設置するなどのバリアフリー化を図り、移動面や安全面の改善について、適時対応しているところでございます。また、授業においては、全ての児童生徒にとって分かりやすい授業になるように、大切な文字を色や太さで強調したり、理解を促すために言葉の指示に加えて絵や写真を使ったりするなど、様々な工夫を行っているところでございます。今後も、児童生徒一人ひとりに応じた学びを支えるための教育環境の整備に努めてまいります。  

【特別支援教育指導補助員について】
特別支援教育指導補助員の配置状況と今後の配置についてでございます。本市におきましては、通常の学級に在籍する発達障害等のある児童生徒を支援するため補助員を配置しております。対象児童生徒の増加に伴い増員を図ってきており、5月1日現在、206名の補助員を配置しておりますが、担い手の確保が難しく、学校が必要としている人数を配置できていないなどの課題もあります。引き続き、増員に努め、支援体制の充実を図ってまいります。 

【個別支援が必要な場合の人員について】
個別支援が必要な場合の人員についてです。本市では、学校単位での配置ではなく、特別な配慮を必要とする児童生徒に対しまして、障害特性に応じた的確な支援を行うため、補助員のほか、肢体不自由のある児童生徒を支援する介助員、看護師等、専門性を持った職員を配置する体制を整えております。また、対象となる児童生徒数の増加に応じて必要な増員も行ってきているところでございます。引き続き、特別な配慮が必要な児童生徒に対し障害特性に応じた支援を行うために、専門職や教職員の協力体制により取組を進めてまいります。 

【通級指導について】
通級指導の現状と担当教員の資質向上等についてでございます。通級指導を受けている児童生徒は、令和7年5月現在で820人と、この5年間でおよそ1.6倍に増加しております。この受け皿として、今年度、通級指導教室を新たに小学校1校、中学校4校を加え、計44校に設置するとともに、巡回指導を行う学校も8校増やして計36校に巡回するなど拡充を図ってまいりました。担当教員に対しては、研修会などの実施により指導力の向上に取り組むとともに、経験年数に応じた適切な配置により、見通しを持った人材育成に努めてまいります。 

【学校外との連携強化について】
学校外との連携強化についてでございます。本市では、特別支援教育の推進や各種調整を行うため、各学校において配属された教員の中から特別支援教育コーディネーターを指名しております。近年、学校外との連絡調整の機会が増えてきていることから、その機能を充実させるため、令和6年度より、特別支援教育コーディネーターの業務に専念するインクルーシブ推進教諭5名を配置するモデル事業を行っているところでございます。これにより、より一層、近隣校や関係機関との連携が充実し、個別のニーズに対応したチーム支援が可能となるなどの成果が表れております。引き続き、児童生徒のニーズに応じた支援を図ることができるよう、学校外も含めた連携の充実に努めてまいります。 

【保護者への情報提供について】
保護者への情報提供についてです。本年4月に、特別支援教育に関するホームページを新たに開設し、特別支援学校や特別支援学級など学びの場の情報はもとより、こどもの特性に応じた支援のヒントなど、様々な情報を広く掲載したところでございます。今後も、掲載する情報につきまして、適宜更新しながら、開設したホームページの周知にも取り組み、保護者をはじめ市民への特別支援教育に関する情報提供を図ってまいりたいと存じます。

【一問一答】

多層的支援モデルMIM

いのまた由美
いのまた由美

ご答弁ありがとうございました。最初に、不登校の調査の関係で、さまざまなきっかけがあるという認識だとご答弁いただきました。東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍先生は、不登校と発達障害や読み書き障害の関連を指摘されていますが、これまで文科省の不登校のセクションと学習障害や特別支援教育のセクションが縦割りのため、発達の視点での調査が行われてこなかったことを指摘しています。本市でもそうです。早期に発見してサポートをしていくことで、「望まない不登校」やいじめのリスクの低減できることが多いと考えております。読み書き困難の本市の支援として「MIM」のことをご答弁いただきましたが、「MIM」は早期につまづきを発見してアセスメントをしてから支援につなげていく活用もできます。「MIM」の現在の活用の検証と今後どうしていくのか方向性を伺います。

仙台市当局
仙台市当局

教育長答弁

本市では、読み書きに困難を抱える児童生徒への支援を強化するため、令和3年度から「多層指導モデルMIM」を導入しております。これにより、「文字への関心が低かったこどもが、興味をもって読みの学習に取り組むようになる」といった学習意欲の向上や、「読みの苦手なこどもの早期把握につながり、つまずきに応じた支援ができる」といった声も聞かれ、教員の対応力の向上にも効果が得られているということであります。今後も、読み書きに困難を抱える児童生徒に対し、必要な支援が行えるよう努めてまいりたいと存じます。

いのまた由美
いのまた由美

効果が見えているということで今後も活用されていくということでわかりました。教育長へ、先ほど紹介した東大先端研の中邑先生は、日本語よりも英語のほうがディスレクシア・読みが難しいことが更に多いと指摘をしています。柔軟で個に応じた探求をできるようにすることが重要と考えるのですけれども、読み書きの困難への対応も含めた、個に応じた指導や個別最適な学びからの基礎的環境整備が、今後仙台市で新しい教科もできますし、重要だと思っているので、質問を続けていきます。

多様な学びに活用できるスペースの設置

いのまた由美
いのまた由美

埼玉県戸田市では「スクールワイドPBS ポジティブ行動支援」という手法を取り入れるなど、さまざまなインクルーシブ教育を進めています。『学校全体で挑む誰一人取り残さない学校作り すべてのこどものウェルビーイングを目指す』という書籍で、先生たちが試行錯誤しながら学校を変革していく様子が紹介されています。戸田市では不登校支援として「校内サポートルーム」を小学校全校に設置していて、その「サポートルーム」のスペースを使って、自由進度学習や複数の学びの実施をしています。余白のスペースを使えることによって、個別最適な学びを進められるということがわかります。本市では、今後予定される学校増改築や建替の際には、少人数学習などに対応できる「多目的室」の整備をしておられますが、本市はステーションを設置する学校も拡充していくことも進めています。多様な学びや居場所などに活用するスペースが、学校内にさらに必要になることが想定されるのではないでしょうか。スペースの設置を検討していってください。伺います。

仙台市当局
仙台市当局

教育長答弁

現在、学校の増改築の際には、国の補助要件の範囲で、多様な教育活動に柔軟に対応できる多目的教室や多目的スペースを設けているところであり、少人数学習や配慮を要する児童生徒の学習など学校の状況に合わせ活用しているところでございます。更なる学習環境の確保などについては、今後の学校教育に係る施策との整合を図りつつ、財源確保も含め関係部局とも調整しながら検討してまいりたいと存じます。

合理的配慮の提供のための道具

いのまた由美
いのまた由美

合理的配慮について伺います。先ほど紹介した、戸田市喜沢小学校では、「イヤーマフ」「リーディングルーラー」「ついたて」「タイムタイマー」などを全教室に用意をして、図書室にも「リーディングルーラー」を複数用意して、誰もが使えるものとしています。自分に合ったツールを選択すると格段に学びやすくなり、効果的に学習を進めることができる場合がありますが、これらの道具は本市ではどのように活用されているでしょうか。

仙台市当局
仙台市当局

教育長答弁

 耳全体を覆う「イヤーマフ」は、大きい音が発生する場所での活動の際に、聴覚への刺激を和らげるものとして活用しており、読むところを際立たせる「リーディングルーラー」これは、教科書を読む際や読書の時間に、文章の読み方を補助するものとして活用しております。また、「ついたて」でございますが、安心できるス

ペースとして活動場所の特定や外からの視界を遮るために設置するなどしておりまして、「タイムタイマー」は、残り時間を視覚的に表すことによって、時間の見通しを持って学習に取り組めるようにするものとして使用しておるというところでございます。

いのまた由美
いのまた由美

それらの合理的配慮に必要な道具の消耗品や備品を、予算がなくて買えない、ということはないですか。名称をあげた物品だけではなく、て、必要な時に活用できるよう、各学校に配備すすめていくべきですが、いかがでしょうか。

仙台市当局
仙台市当局

教育長答弁 

 学校現場におきましては、予算を確保しまして、必要な物品を購入するとともに、児童生徒一人ひとりのニーズに応じ、市販の物品活用にとどまらず、教職員手作りの道具も用いながら、学びの場における合理的配慮に対応しているところであります。例えば、椅子の脚に不要となったテニスボールなどを挟み、摩擦音を減らすことで授業を受けやすい環境を作るなど、学習効果を高める取組なども行われております。引き続き、必要な物品の購入や様々な創意工夫により対応してまいりたいと存じます。

学校のプリントについて

いのまた由美
いのまた由美

学校のプリントについてですが、ユニバーサルデザインの考えに基づいて、教科学習だけでなく諸連絡の紙のプリントにも推進していっていただきたいですし、提出物も端末などで複数方法を選べるようにするなど、まだ改善の余地がみられますが、どのようにお考えですか。

仙台市当局
仙台市当局

教育長答弁

学校によっては、誰でも読みやすく見やすいようにデザインされたユニバーサルフォントを使ってプリントを作成したり、宿題に一人一台端末を利用したりするなどの取組を行っているところでございます。引き続き、児童生徒本人や保護者の声を受け止めながら、個に応じた合理的配慮の提供に努めてまいりたいと存じます。

いのまた由美
いのまた由美

よろしくお願いします。今まで出してきたことは仙台市内の保護者さんから聞いてきたことでありまして、なかなか伝わらないという部分と、先生方に配慮していただいて学ぶことができたという声と、両方聞いています。

保護者への情報提供 特にホームページについて

いのまた由美
いのまた由美

保護者への支援や情報提供についてお聞きします。健康福祉局からはアーチルのオンデマンド配信やせんだいtubeなどで、広く理解を進めているということと、教育局からはホームページでの情報提供をはじめた、改善したということを答弁いただきました。これらの基本的な情報を保護者に知っていただけることは大変重要と私は考えていますので、例えばホームページもまだどうやってたどり着くことができるのかもあんまり皆さんに知られていないですし、もっとこれからも積極的に情報提供を進めていただきたいと思いますが、いかがですか。

仙台市当局
仙台市当局

教育長答弁

ホームページ等の情報にリーチできるように改善しつつ、学習障害については、保護者との教育相談の機会なども捉えて、情報提供を行っているところでございます。また、学校が保護者に必要な情報を提供できるよう、関係機関と連携し、教員向けの研修会などを実施しておりまして、引き続き、これらの取組を深めていくことで情報提供の充実に努めてまいりたいと存じます。

学校の枠を越えた連携

いのまた由美
いのまた由美

学校の枠を越えた地域連携について伺います。例えば岐阜県飛騨市では、全校に「学校作業療法室」を設置して、定期的に作業療法士が学校を訪問して、発達上のこどものつまずきに寄り添い、特性に合った学びを提供する取組を実施し初めて、注目を集めています。また、言語聴覚士は言語障害だけでなく読み書き困難のアセスメントや支援を進めることができる方々です。仙台市には、発達障害や学習障害に特化して学習を支援をする一般社団法人Leadもあります。本市は大学等や専門家やリハ職専門団体等、民間にも協力をあおぐことができるリソースが周りに大変恵まれています。ぜひ、積極的な連携をしてこどもの学びを保障していってほしいと思います。いかがですか。

仙台市当局
仙台市当局

教育長答弁

本市におきましては、特別な配慮を要する児童生徒への指導につきまして、学校に対して理学療法士や作業療法士の派遣、このほか、学識経験者や医師、心理学の専門家等によるチームを派遣しているところでございます。専門職との連携は、児童生徒の実態に応じた指導や、教員の専門性の向上にもつながっておりますことから、まずは本市が構築しました大学等の外部も含めた専門職等のネットワークを基本としながら支援に努めてまいりたいと存じます。

いのまた由美
いのまた由美

それら今でもたくさんの方々と連携されているということですが、一人のこどもを中心に例えば保育等就学前・小学校・中学校・高校等、個別の支援計画がしっかりと繋がっていく、きちんと連携がこどもの支援にいかされていけるように、ぜひ校内委員会でこどものケアを考えていけるような体制を今後とも進めていってください。以上で終わります。

正確な会議録や録画配信はこちらです

上記質疑はいのまた由美作成のメモより掲載しており、当日の発語と差異があります。数か月後に公開される「会議録」が正確な文言です。正確な会議録はこちらから検索できます。

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録画中継も視聴できます。「いのまた由美/令和7年第2回定例会/6月17日/本会議(一般質問)」をご覧ください。

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