第16回ここが坪沼 田舎の収穫祭と、学校跡施設利活用について

第16回 ここが坪沼 田舎の収穫祭の魅力

概要

11月3日(火・文化の日)に、坪沼コミュニティ・センターやグラウンドを会場に、「第16回ここが坪沼 田舎の収穫祭」が開催されました。主催は「地域おこし団体やるっちゃツボヌマ」さんです。私はこどもを2人連れて、伺いました。こどもを追いかけるのでいそがしくって、写真をあまり撮れませんでしたが、魅力の一部でもお伝えできたらと思い、レポートします。

 

坪沼コミュニティセンター 坪沼小学校跡施設 MAP

〒982-0231 宮城県仙台市太白区坪沼長田中9−1 仙台市立坪沼小学校

38°11'30.6"N 140°46'16.8"E · 〒982-0231 宮城県仙台市太白区坪沼長田中9−1
〒982-0231 宮城県仙台市太白区坪沼長田中9−1

2020年 田舎の収穫祭のプログラム

9:00 旬菜八百屋「おらほの産直」
   お楽しみ体験コーナー(竹細工教室、トラクター試乗体験、
   ミニ動物園、ポニー乗馬体験など)
10:00 グルメ模擬店コーナー
   ★カフェ「おらほの縁側」開店(仙台坪沼米引渡し会場)
   坪沼健康づくり体操
11:00 新米おにぎり・名物坪沼汁提供
   伝統の「坪沼祭り囃子」披露
   ♪須貝智郎ミニライブ♪
   ♪山田祥子ミニライブ♪
12:00 ★第4回 T-1グランプリ
12:40 お楽しみ大抽選会
13:00 フィナーレ

目玉は… T-1グランプリ、産直野菜、坪沼汁

「坪沼T-1グランプリ」とは、トラクターと人間の綱引き合戦です。会場のマスコミの取材がきていて、翌日の新聞やテレビをみると、特徴的なプログラムとしてトラクターを引っ張っている画が使われていました(*´▽`*) 

そして、出店の半分は産直野菜。店頭で野菜を選んでいると、「市価と比べてどのくらい安いのでしょうか」と報道の男性に聞かれました。とっさに「2~3割でしょうかね…」と答えましたが、正確にはどうでしょうね。そこまで「安いーー!!!」というよりも、生産者の顔が見えること、新鮮、スーパーに出回ってない品種や作物も並んでいること、などの出会いが嬉しいですよね。

坪沼汁は、協力金をお支払いすると引換券をもらえて、提供いただけるようでした。お汁には、坪沼の名物の一つ「三角油揚げ」が入っているようでした。こちらは味わえませんでしたが、帰り道に佐藤商店さんで、「三角油揚げ」とお豆腐を買えました(*´▽`*)

子ども向けの体験は?

竹細工

お昼頃には、こども用の竹細工体験はもう品切れになっていましたが、竹製の風車を買えました。こどもたちは風をつかまえて風車を回すのを楽しそうにしていました。

トラクター試乗体験

こどもだけで乗って、担当の大人の人が車外で横についていて、こどもが運転していました! うちの子と一緒に私も運転してみたくて順番待ちの列に私が並びましたが、肝心のこどもたちは擁壁にのぼって遊ぶほうに夢中になっていて、乗りませんでした。トラクターを間近で見たことがなくて、ビビっていたのだと思います(笑)無料でした。

ポニー乗馬体験

こちらも最初はビビって遠巻きに見ていましたが、うながしたら「怖くない!」と自分に言い聞かせながら(*´ω`*)ドキドキしつつも、喜んで乗っていました(*´▽`*) 無料でした。

地域包括支援センターの運動

高齢者のかた向けと思われる運動の体験コーナーがあって、お客さんが他にいない時間帯に親子でやらせていただきました。テンポよく歩きながら、頭も使う、運動でした。こどもも、よくできたねーと褒めてもらえて、嬉しそうでした。

露店

お昼過ぎにはジュースなどノンアルコール飲料は売切れていて、こどもが「のど乾いたー」と騒ぎ始めて、帰るきっかけとなりました💦 水筒を持っていくべきでした。 コミュニティセンターで写真展が開催されていて、その建物に入れば水道水は飲めたのではないかと思います💦 焼き鳥、玉こん、フランクフルト、なども地域の方々が腕をふるってくださっていました。

ピザ窯

ピザにトッピングをして窯で焼いて食べられるブースがありました。うちの子たちは風車を回してあそぶほうに夢中で通り過ぎてしまいました。

グラウンド、落ち葉、木の実、水たまり、まわりの人

こどもたちは、会場のひろいグラウンドの隅っこのほうで走り回ったり、落ち葉や木の実を拾い集めたり、水たまりでいたずらをするのが楽しそうでした。自然の環境の中でのびのびできるのが一番、うちのこどもにとって魅力があるのだと思いました。お店のかたや、太白区長をはじめとした太白区の職員の方々などにも話しかけてもらって、恥ずかしそうにごあいさつをしていました。前の太白区長の現・市民局長もいらしていて、私たち母子をみて「髪型が同じww」とお褒めの言葉をいただきました(笑) 地域の方と行政が力を合わせて活性化のためにがんばっていらっしゃるのを感じます。国会・県議会・市議会の議員もおおぜい会場にいました。ステージ発表の合間をみて、私も挨拶をさせていただきました。その際、お席の中でなじんでいらっしゃった、岡本あきこ議員に応援していただきました。

交通手段や駐車場

私は自家用車で行き、路肩に停めさせていただきました。路線バスや大きな駐車場はありません。交通手段の確保は課題です。

坪沼地区では路線バスがなくなることに際し、町内会等の方々が対応策を協議をして、住民のための「乗り合いタクシー」の運行やスクールタクシーなどが運行されてきました。

坪沼地区の地域交通「つぼぬま号」

※「地域交通」とは、公共交通のサービスレベルが低い地域などにおいて、通勤・通学・通院・買物など市民の日常生活に必要不可欠な目的のために運行する、既存の公共交通を補完する交通手段をいいます。

http://www.city.sendai.jp/kokyo/norinori.html

仙台市の「地域交通」とは、路線バスなどの公共交通を使えない地域住民の方々が、日常生活の維持のために必要な交通手段を確保するために、地域住民の方が主体となって必要な交通手段を検討し運営していく仕組みです。坪沼地区では仙台市内の他の地域に先駆けて、地域の方々が検討を重ねて乗り合いタクシーの運行をされてきました。いま現在の坪沼地区の取組みは、以下の「坪沼乗り合いタクシーかわら版」の通りです。

太白区坪沼地区では、平成18年4月末に地区内を走る路線バスが廃止され、公共交通が無くなるところでした。そのため、バスで通学していた中学生の通学手段のほか、通院、買い物など、日常生活に必要不可欠な移動手段の確保のために、坪沼地区の4町内会が「坪沼乗合タクシー運営協議会」を組織し、ルートや時刻等を定め、平成18年5月から定時定路線型の乗合タクシー「つぼぬま号」の運行を開始しました。令和2年4月からは、小中学生通学対応のスクールタクシーと地域交通を切り離し、予約に応じて運行する区域運行(デマンド型)に変更して運行しています。

http://www.city.sendai.jp/kokyo/tubo.html

坪沼小学校 学校跡施設について

坪沼小学校は、2015(平成27)年3月に惜しまれつつ閉校となりました。

坪沼小学校跡施設の利活用にあたっては、地域の皆さまのご意見も踏まえながら、地理的位置・交通条件・用途地域・面積・施設の状態・地域における位置づけ・公共施設の配置状況など、市全体のまちづくりの視点に立って、また、転用のための施設改修費や維持管理費などの経費等も考慮しながら、検討を進めています。

統合準備ニュース第5号(最終号) 2015.2発行 http://www.city.sendai.jp/tekiseka/kurashi/manabu/kyoiku/inkai/kanren/hoshin/torikumi/tsubonuma.html

学校跡施設利活用については、坪沼の立地の魅力や強みを生かしつつ、住民の方々および仙台市全体にとって有効に活用するのが望ましいと考えます。田舎の収穫祭は「魅力や強み」を知る一つの手がかりになります。また、交通手段という課題も同時にみえてきますが、これまで話合いを重ねて地域交通を実現してこられたように、引き続き工夫をしていくことによって補えるものと思います。

やるっちゃツボヌマ産直市@八木山てっぺん広場

2020年10月25日に、地下鉄八木山動物公園駅駐車場の屋上にある通路スペース「八木山てっぺん広場」で、坪沼の産直市がはじめて開催されました。八木山地区のまちづくり協議会のご努力で、これまでも市民センターのおまつりや日赤病院(仙台赤十字病院)の催しなどで産直販売をしていただいていました。「八木山てっぺん広場」での初開催は、ご町内にチラシ配布など周知の成果もあって、盛況でした!

特産の大粒の落花生「おおまさり」や、黒米が、わがやで好評でした! また買える機会があったら買いたいです!

あわせて、「八木山てっぺん広場」の活用についても、昨年の決算特別委員会でも求めましたが、いろいろな方法を話し合って実現していけるとよいと思います。