仙台市内の多様な子ども食堂を視察しました withインターン

NPOから派遣されている議員インターンさんと、太白区内の「子ども食堂」を視察いたしました。8月4日に別々の「子ども食堂」が2つ開催されていたので、2か所を視察し、それぞれの特色にも触れることができたと思います。視察記は、大項目3から始まりますので、そちらのみお読みになりたい方は、目次の大項目3をクリックして、飛ばしてお読みください<m(__)m>

仙台の子ども食堂

仙台市による子ども食堂運営団体助成について

仙台市は2017(H29)年度に、子どもの貧困対策計画「つなぐ・つながる仙台子ども応援プラン」を策定しました。また、仙台市内の子ども食堂の関係団体から仙台市に対して助成制度の要望があり、2018(H30)年度に、仙台市は子ども食堂運営団体に対する助成制度を創設しました。仙台市「子どもの居場所づくり支援事業」の一環として仙台市社会福祉協議会と連携し、社協が助成事業の窓口、助成金の交付事務、運営団体のネットワーク化などに取り組んでいます。

仙台市内の「子ども食堂」の箇所数の推移

2018(H30)年度5月に仙台市が把握していた仙台市内の子ども食堂の数は、25か所でした。仙台市社会福祉協議会が運営している「仙台市の子ども食堂」webサイトには、2021.8.16現在、50か所の子ども食堂が登録されています。こちらのサイトで公開していない子ども食堂もあると思います。後述する「全国こども食堂支援センター むすびえ」の調査では、子ども食堂の数の推移の集計を2012年開始として表し、3年間で12倍に増えたと書かれています。2020年は全国で4960か所と発表されています。

仙台・宮城のどこに「子ども食堂」がある?

仙台市社会福祉協議会が、「仙台市の子ども食堂」webサイトを運営し、MAPやカレンダーなど情報提供につとめています。

仙台市の子ども食堂
仙台市の子ども食堂を紹介しています。子ども食堂の概要や開催日、開催場所などをご覧いただけます。当サイトの運営は社会福祉法人 仙台市社会福祉協議会が行っています。

また、宮城県のHPには「宮城県子ども食堂MAP」というページがあります。

ご指定のページは見つかりませんでした

子ども食堂とは?(むすびえ WEBサイトより)

NPO法人全国こども食堂支援センター むすびえ のWEBサイトから引用・転載します。

むすびえ – NPO法人 全国こども食堂支援センター
こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。むすびえは、各地域のこども食堂ネットワーク支援を行い、こども食堂を応援してくれる企業・団体とこども食堂をつなぎ、こども食堂の意義や実態を伝え、理解を広げる調査・研究を行います。

「こども食堂」とは何ですか?

「子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂」と定義しています。 多様な形態があり、共通点は「子ども」と「食」の「居場所」でしょうか。

「子ども専用食堂」ではありません。実際には、子どもからお年寄りまで、地域の多様な方たちが参加される「多世代交流拠点」として運営されているところが多いです。参加者の9割が高齢者というこども食堂もあります。

こども食堂は、月1回開催のところから365日3食を提供しているところまで、数人を対象としているところから毎回数百人が集まるところまで、実に多様です。
目的も、おなかをすかせた子どもへの食事提供から、孤食の解消、滋味豊かな食材による食育、地域交流の場づくりと、さまざまです。

こども食堂は「貧困家庭の子どもを集めて食事させるところ」?

「貧困家庭の子どもを集めて食事させる」こども食堂もありますが、数で言えば少数派です。

「貧困の子よおいで」と呼びかけられたら、行きづらいだろうということは誰でもわかります。

子どもや親にとっては行きづらい場所となってしまうので、そのイメージを払拭していく必要があります。そのため、私たちは「こども食堂のほとんどは、地域交流拠点としての機能を強く持っています」と強調しています。

また、一民間人である運営者は、どの家庭がいくらの所得なのか、個人情報を持っていません。そのため運営スタイルは、「どなたでもどうぞ」というオープン型になります。

ここまでは、「子ども食堂」に関する基本情報を振り返りました。

仙台市太白区の子ども食堂視察記 withインターン

ここからは、8月4日の視察に関することを書きます。

ふふふはうす&ふふふ食堂

ふふふはうす&ふふふ食堂

仙台市太白区の一軒家アトリエをお借りしてオープンしている居場所です。
日中は子どものためのフリースペース、フリースクールとしての機能。
夜はそのまま子ども食堂となり、夕食を皆でいただきます。地域の赤ちゃんとそのママ、お年寄り、そして、障害のある方などもご参加いただいています。

不登校の不ってイメージ悪いけれど、ひらがなにするだけで楽しくなる。
「ふふふ!」と笑っちゃうような楽しい場所であると同時に、

ふとうこうの
ふとうこうによる
ふとうこうのための 居場所。

そして「フリースクール、フレンド、ファミリー」…などいろんな物の頭文字から由来しています。あなたにとっての「ふ」を探しに来てください!

「ふふふ」のネーミング、さいこうですよね! 不登校の親子の居場所をつくる、そしてその一環として「子ども食堂」も行っているという、特色ある「子ども食堂」です。ご関心のある方は、主宰の「ふとうこうカフェinせんだいみやぎ」のWEBサイトから、詳しい情報を入手なさってください。

Just a moment...

また、「ふとうこうカフェinせんだいみやぎ」の代表の武山理恵さんにお話を伺ったYoutube番組もあります。武山理恵さんからの活動紹介や課題を、衆議院議員の岡本あき子さんとお聞きして、やれることを考えていくという番組です。私が企画調整や司会をさせていただいています。よろしかったらごらんください。

大学生インターンの感想(日報)

インターンCさん感想(日報)

2つの子ども食堂を見学させていただきました。2つとも違う形でとても面白かったです。
ふふふはうすさんでは不登校の子がいると聞いていたため、元気がない子どもたちが集まっているというイメージを持ち、向かいました。ですが、実際はみんな元気に遊んでいました。また、私みたいに大学生や元教員の方がいらしていて、色んな方と子どもたちが交流する機会になっていて、すごくいいなと思いました。
また、八木山子ども食堂さんでは地域に根ざしていて、お弁当だけでなくキッチンカーも来ていたりして、子どもたちがきたらとても楽しいだろうな、と感じました。また、近くの幼稚園の子たちが作った飾りをつける作業、とても楽しかったです。

いのまた由美の感想

いのまた由美
いのまた由美

私は、若い人の未来を応援したいという思いで、大学生インターンをお受け入れしています。Cさんは、まだ大学の1年生ですが、将来は子どもの支援に関わる仕事をしたいという目標を持って学んでいらっしゃいます。それで、子ども食堂訪問にお誘いしたところ、積極的に参加してくださいました。感想もただちにいただけたので感心しています(私なんかこの投稿をするまでに何日かかっていることやら)。

不登校の子どもはこういう感じだろうという事前のイメージを率直に述べてくれているところに、ハッとします。「不登校」になった子が、元気がなくなったり傷ついたりする変化やその姿を知っているからこその感想だと思いました。「ふふふ」に集まっている方々は、「ふふふ」があることによって子どもや保護者も、のびのびとホッとできたり、成長したり、できているのだと思います。ほっこり笑える、その背景には、幾多の涙や苦しみがあったことと思います。

八木山こども地域食堂は、私の事務所のご近所の佐重商店さんが会場提供をされているので、お伺いしました。ちょうど、八木山カトリック幼稚園の先生がこどもたちが作った七夕飾りを持ってきていたところだったので、一緒に飾りつけをさせてもらいました。さらに、めっちゃかわいいキッチンカーも来ていて大喜びの私でした。七夕さまにお願いごとの短冊も書かせてもらいました。私の願いは・・・\八木山から元気を届けたい🌟/であります。この笹飾りが後日八木山ベニーランドに飾ってもらえたのかもしれないし(だったら嬉しい!!!)、違う笹飾りかもしれない、そこは把握しておりません(笑) 

八木山こども地域食堂

八木山こども地域食堂は、お子さん一人でも親子でも気軽に利用できるコミュニティースペースです。
毎月、決まった時間にお弁当の配食やフードパントリーを行います。地元のお店で調理したお弁当は栄養バランスも取れていて、美味しいですよ!
丘陵地の閑静な住宅街にある八木山エリアで安心できる居場所を目指しています。 どうぞ、お気軽にご利用ください🎪

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